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チームを最も勝利に導く者が先発QBだとラムズHC

2017年06月01日(木) 09:52


ロサンゼルス・ラムズのジャレッド・ゴフ【AP Photo/Jae C. Hong】

ロサンゼルス・ラムズのクオーターバック(QB)はジャレッド・ゴフが当確ではなかったのか。ヘッドコーチ(HC)のショーン・マクベイは全ポジションにおける先発争いを奨励するとの発言を繰り返し、2年目のゴフにアドバンテージを与えることはないようだ。

現地30日(火)、マクベイはチームの公式サイトを通じて「われわれが選手に伝えてきたことは、各ポジションにおいてベストな選手をプレーさせるつもりだということ。試合に勝つことが重要であり、チームが勝利を収めるチャンスを一番もたらしてくれるであろうQBが試合に先発することになる」と明かした。

また、マクベイは続けてこのようにも語っている。

「今のところ、(ゴフとショーン・マニオンの)2人には好感触を得ている。ジャレッドは日々良くなっているが、常に一番勝てる能力のある選手を選び出すことが重要。ポジションコーチや選手たち、そしてこのチームのためにもそうしなければならない。ここまでは順調に来ており、現段階ではジャレッドが先発となりそうだ。彼は先発としての仕事をうまくこなせている」

新米HCとしては何とも曖昧な発言に聞こえる。

ゴフに関するこれまでの各コーチからの発言は全てポジティブなもので、同選手はチームの攻撃陣をうまく指揮し、QBとしてのリーダーシップを発揮しつつあるようだった。

各ポジションの競争に関する発言はHCがよく口にするものではあるが、マクベイHCがワシントン・レッドスキンズ在籍時代にオーナーの意向に反してロバート・グリフィン三世ではなくカーク・カズンズを起用した男であることは記憶にとどめておきたい。

マクベイとゴフとの関係性はまだ薄いかもしれないが、同選手はフロントオフィスからの熱い支持を得ている。

最終的に先発QB争いで“勝つ”のは2015年ドラフト3巡目指名のマニオンではなく2016年ドラフト全体1位指名のゴフだろう。HCがチーム内の競争について言及する際には各ポジションについてまんべんなく話さなくてはならない。たとえそれが決まりきったQBであっても例外ではないのだ。