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チャンスを信じるイーグルスWRグリーン・ベッカム

2017年06月05日(月) 09:47

フィラデルフィア・イーグルスのドリアル・グリーン・ベッカム【Paul Jasienski via AP】

フィラデルフィア・イーグルスのワイドレシーバー(WR)ドリアル・グリーン・ベッカムは先発の座を勝ち取れるだろうか。同選手に残された時間は残りあとわずかと見られる。

現地2日(金)、『Philadelphia Inquirer(フィラデルフィア・インクワイラー)』を通じてグリーン・ベッカムは「数字を残したい」と語り、続けて「先シーズンはなかなかそのチャンスに恵まれなかった。今はこのチームで試合に出られる感じがしている」と明かした。

テネシー・タイタンズではチーム内からの評価が低かったグリーン・ベッカムは、先シーズンにトレードでイーグルスへと移籍することとなった。ジェネラルマネジャー(GM)ハウィー・ローズマンは同選手に“安定したプレー”が必要とされていることをチームは認識しているとコメント。結果的に昨季は392ヤード、36キャッチ、2タッチダウンをマークしたグリーン・ベッカムだったが、チームはWR陣に新たな血を入れる方針を取っている。

イーグルスはアルション・ジェフェリー、トリー・スミスを獲得し、今ドラフト4巡目と5巡目ではそれぞれにノースカロライナ大学のマック・ホリンズ、ウエストバージニア大学のシェルトン・ギブソンを指名してWR陣の強化に努めた。これによって理論的には同チーム内でのグリーン・ベッカムの存在価値はほとんどなくなったと言えるが、それでも、同選手が抜群の身体能力の持ち主であることは否定できず、万が一イーグルスがウェイバーにかけた場合にはすぐさま獲得に乗り出すチームが現れるだろう。

グリーン・ベッカムは「前向きな態度で取り組むつもり。俺にとっては何も変わらない。競い合うことの楽しさを知っている」とのコメントを残している。

ドラフト下位指名選手もまた、ロースター入りが保証されているわけではない。残された時間の中でグリーン・ベッカムはどれだけのアピールを成功させるだろうか。

本人は「練習でもそんなにチャンスは多くないが、最後はきっとうまくいくはず」と、ポジティブな姿勢を保ったままだ。

グリーン・ベッカムに対する評価は厳しいかもしれないが、チャンスがゼロというわけではない。ただし、イーグルスでのプレー継続を希望する場合は改善されたパフォーマンスの披露が急務であろう。