急成長のリンチがブロンコス先発QBとなるか
2017年06月26日(月) 09:30デンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)争いが激しさを増している。
オフシーズンプログラムが開始した当初はトレバー・シーミアンがブロンコスの先発QBとして“優勢”との声が多かったものの、ここにきてパクストン・リンチが形勢を逆転しようとしている。
『KUSA-TV』のマイク・クリスがここ2週間でリンチに起きた変化を伝えた。
クリスは『9news.com』に対して「リンチは完全にスイッチを入れた。彼は何かをつかんだようだ。がむしゃらにその1プレーだけをこなすようになってきた。彼はプロテクションや読み、カバレージのことなどは考えずにプレーし、必ずボールをターゲットへと渡すようになった」と寄稿。
ようやく見せ始めた成長については本人も認めている。
リンチはクリスに対して「あぁ、つまり、みんなと一緒に攻撃する練習が多ければ多いほどを守備陣と対峙する局面が増えるからね。俺にとっては紙の上で学ぶより自分でやってしまう方がよっぽど効果的なんだ。練習ごとにかなり進歩していると思う」と語り、次のように続けた。
「この競争を通じて自分とトレバーの技術は互いに向上し合っている。また、攻撃陣全体にも良い影響となっている気がする。互いに競い合い、良いパフォーマンスを見せ合うことで、周りの選手も同様に良い流れでプレーできている」
トレーニングキャンプは7月26日(水)に開始する。リンチがこのまま成長を見せ続けるのであれば、ヘッドコーチ(HC)のバンス・ジョセフも難しい決断を迫られるのは間違いない。チーム事情としてはシーズン開幕までにQBを固定させたいところだろうが、リンチがこの先どうなるかはまだ分からない様子だ。
リンチはこのようなコメントを残している。
「最後は全部コーチ陣の判断。彼らは決定を下すために雇われている人たちだ。自分にできることは良いプレーをして毎日成長すること。その後は何が起こるか分からない」