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スーパーボウル制覇だけが目標とパッカーズTバクティアリ

2017年06月26日(月) 11:51

グリーンベイ・パッカーズのデビッド・バクティアリ【Al Messerschmidt via AP】

タックル(T)のデビッド・バクティアリがグリーンベイ・パッカーズから指名を受けて入団した2013年以来、同チームは2014年と2016年のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦を含めて毎年プレーオフに進出してきた。

ほとんどの選手であればこれ以上ない形でキャリアをスタートできたと感じるところだろうが、バクティアリにとっては満足いくものとはなっていないようだ。

同選手は『Milwaukee Journal Sentinel(ザ・ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル)』に「それに関しては少しイライラし始めている。翌年の保証なんてない。毎回近づくが触れることはできないなんて腹立たしいだろう。全員が一丸となって・・・俺たちにはもっとできるはずなんだ・・・このグリーンベイ・パッカーズなら――つまり、ロンバルディ・トロフィーは俺たちが手にすべきものなんだ。取り返しにいかねばならない」と語った。

この短いキャリアでバクティアリやそのチームメイトがこれまでに成し遂げてきたことを考えれば、同選手が自身に対して少し厳しすぎる面もあるだろう。しかし、バクティアリの発言はグリーンベイにこれから訪れるかもしれない不安定な未来を暗示している。

同チームにはリーグ史上最高クラスのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースがいるにもかかわらず、ロジャースが今までに手にしたスーパーボウルのリングは1つのみだ。過去6シーズンでNFC北地区を5度も制覇しているチームがその6シーズン中にディビジョナルラウンドを勝ち抜いたのも2度しかない。

2017年にはロジャースも34歳となり、オールプロに選出されたバクティアリにとってもスーパーボウル制覇という夢は時間との戦いになってきている。バクティアリが指摘するように、ロジャースがいるチームがこのまま勝ちきれないとあれば、チームの将来に対する不安は高まる一方となる。