レイダースGジャクソンが5年62億超で契約延長
2017年06月30日(金) 11:29若きエースクオーターバック(QB)デレック・カーとの超大型契約を締結してから1週間後、オークランド・レイダースがチームナンバーワンのオフェンシブラインマンとの契約延長も無事に完了させた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地29日(木)、同チームがガード(G)のゲイブ・ジャクソンと2022年までの5年5,600万ドル(約62億7,000万円)契約で延長に合意したと報じている。本契約によってジャクソンが獲得することになった1,120万ドル(約12億5,400万円)の年俸額はリーグの全Gの中でも3番目に高い。『OverTheCap.com』によると、ジャクソンより高額の年俸を獲得しているのはクリーブランド・ブラウンズのケビン・ザイトラと、ジャクソンのチームメイトであるケレチ・オセメリの2人だけだ。
カリル・マック、カーに次いで、レイダースから2014年のドラフト全体81位で指名を受けたジャクソン。ジェネラルマネジャー(GM)レジー・マッケンジーによるこの年のドラフト戦略にはあっぱれである。
ジャクソンはレフトガード(LG)として2シーズンで28試合に先発出場を果たしていたものの、オセメリがレイダースに移籍して以降はライトガード(RG)にポジションを変更。プレー場所を変えてもなお以前と変わらない活躍を見せた同選手は、先シーズンに1つのサックも許さない圧倒的な存在感を示し、代役としてプロボウラーにも選出された。
今やレイダースは2019年のシーズン終了までジャクソン、オセメリ、そしてセンター(C)ロドニー・ハドソンをライン上に固定可能となった。先シーズンにこのトリオが許したサック数、クオーターバックヒット数はともにリーグで最も少ない。3人に対するレイダースの投資には誰もが首を縦に振るだろう。
レイダースが2014年ドラフトで上位指名した3選手のうち2人の契約がまとまった今、全ての注目を集めるのはマックだ。レイダースの現在のキャップ状況を考えると、残る大物が超大型の“ペイデー”を確定させるのは2018年になるだろうとラポポートは指摘している。