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パンサーズILBデービス、トレーニングキャンプ前の新契約を希望

2017年07月03日(月) 11:41


カロライナ・パンサーズのトーマス・デービス【AP Photo/Tony Avelar】

カロライナ・パンサーズのベテラン守備選手が契約内容の更新を求めている。

2015年に延長した2年契約の最終年を迎えている34歳のインサイドラインバッカー(ILB)トーマス・デービス。今シーズンに325万ドル(約3億6,500万円)のベースサラリーを受け取ることになっている同選手は、地元ラジオ番組『WFNZ』の中で契約内容についてはトレーニングキャンプ前までにチームと交渉したい意向を語った。

「契約最終年の選手、とりわけ、チームの期待に応えるような成績を継続して収めてきた選手にとっては当然そう考えるべき事柄だし、そうなってほしいと思うのも自然。まだ話は全く進んでいないが、トレーニングキャンプ前にはこの交渉が進展するのを願っている」

今やチームの顔となったキャム・ニュートンがクオーターバック(QB)のポジションに現れる以前からの選手であるデービスはパフォーマンスの安定感、若手への模範となる姿勢、さらに、ACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を3度も損傷したものの、そのたびに復活を遂げてきた不屈の精神力によってパンサーズの伝説的プレーヤーとなった。ここ4年間のレギュラーシーズンで試合を欠場したのは1回のみであり、2015年にはついにその念願が叶い、オールプロのファーストチームにも選出されている。ルーク・キークリーとデービスの2人はパンサーズが誇るリーグ屈指のLBコンビだ。

だが、そんなデービスにも終わりの足音は近づいているのかもしれない。今オフシーズンのパンサーズは同選手の起用を制限すると明かしていた。シャック・トンプソンにより多くの出場機会を与えることでベテランへの負担を軽減することが同チームの狙いのようだ。

新契約を望むデービスは自身と同年代のLBよりも大きな期待を背負いながら、成績を向上させ続けなければならない。しかしながら、ジェネラルマネジャー(GM)デーブ・ジェトルマンがデービスの願いを聞き入れるという確証はない。同GMは過去にチームの看板選手であったスティーブ・スミスやディアンジェロ・ウィリアムスとの大型契約を結ぶ代わりに彼らをライバルチームへと移籍させている。果たしてデービスにも同様のパターンが起こり得るのだろうか。今月末にはその結果が発表されているに違いない。