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RBウィリアムスが1日限定でプロレスラーに

2017年07月06日(木) 13:05

ディアンジェロ・ウィリアムス【G. Newman Lowrance via AP】

週末の間にプロレスラーとしてのデビューと引退を経験したランニングバック(RB)ディアンジェロ・ウィリアムスは今、NFLへの復帰を希望している。

現地2日(日)に開催された米国プロレス団体『Impact Wrestling(インパクト・レスリング)』が主催する大会、“Slammiversary XV(第15回スラミバーサリー)”の試合に参加した34歳のウィリアムスは、ぎこちないながらも大技を繰り出して勝利を収めた。そんなウィリアムスは『ESPN』のアダム・シェフターに対し、この試合に参加した理由をレスリングが大好きだった亡くなった叔父への弔いのためだったことを告白。リングには1回上がれば十分だとも語ったウィリアムスは正式にレスリングから引退することを表明した。

NFLで12年間のキャリアを持つウィリアムスは今、再びフットボール用のスパイクを履こうとしている。

ウィリアムスはシェフターに対して「(今年)必ずフットボールをする。オファーの電話を待っていると思う人は多いと予想するが、実際その通りだ。俺は携帯が鳴るのを待っている。俺のパフォーマンスを必要とするジェネラルマネジャー(GM)やヘッドコーチ(HC)、または、その関係者の誰からでもいい。そのための準備はしておく。毎日ワークアウトを行っているから心配はいらない。いずれオファーは来ると分かっているから自分のコンディションをずっと維持しているんだ。その時が来た時には最初から飛ばしていける準備をしたい。電話してくれたということは俺に期待してくれているということだからね」と語った。

ウィリアムスは7月2日(日)開催のレスリングマッチに参加するがために今までどのチームとも契約を結ばなかったことも明かしている。このRBは今後数カ月の間で新天地となるチームを見つけられると確信しているようだ。

「フットボールをやっていれば100%ケガをする。体に傷を負うし、打撲や大ケガも当然なんだ。あえて自分のことを言うと、自分は頼りになるフットボール選手だと思っている。頼りになるRBとは言っていない。俺は頼りがいのあるフットボール選手だ。誰かは必ず俺を必要とする。ピッツバーグ・スティーラーズであろうが、なかろうが、俺の能力を必要とするかもしれないチームは28もある」

先シーズンの同選手は4試合の先発出場を果たし、リビオン・ベルの代役として343ヤードで98キャリー、4タッチダウンを記録している。2015年からスティーラーズに所属していた同選手はリーグの中でも最も能力の高いバックアップ選手の一人だと言えよう。同チームはウィリアムスの代わりとして今オフシーズンにジェームズ・コナーをドラフト3巡目で指名し、他チームからはナイル・デービスも獲得した。

いずれにせよ全てのスリーダウンをこなせるお手頃価格な同選手はいずれかの時点で次のプレー先を見つけることだろう。

最後に、『Twitter(ツイッター)』に投稿されたある動画で“プロレスラー”ウィリアムスの最初で最後の試合の模様をお伝えしておく。

「NFLの元RBディアンジェロ・ウィリアムスは今、プロレスラーだ」