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コフリンはチーム再建の“適任者”とジャガーズOBブルネル

2017年07月13日(木) 11:52

ジャクソンビル・ジャガーズのトム・コフリンとダグ・マローン【Logan Bowles via AP Images】

ジャクソンビル・ジャガーズでクオーターバック(QB)を務めたマーク・ブルネルが新しく同球団の副社長に就任したトム・コフリンの成功に太鼓判を押した。

ジャガーズの副社長として初めてのトレーニングキャンプに臨むコフリンが先シーズンに3勝13敗と惨敗したチームを再建してくれるだろうとブルネルは期待する。

現地12日(水)に放送された『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』の中でブルネルはこのように語った。

「トムがチームに要求するものは多いが、それは間違っていることではない。彼はフットボール界のEVP(副社長)だ。重要事項について彼に決定権があるのは良いことだと思う。ニューヨーク・ジャイアンツで2度もスーパーボウルを制覇しているという事実がジャクソンビルでの成功を予感させる。この状況では彼以外にジャガーズに相応しい人物は思いつかない。多様な戦術ゆえ、求められるものが多くなるのも当然。期待値は非常に高いだろうし、そうあるべきなんだ。ハードワークが必要だ。良い結果を期待し、状況を好転させるには努力するしかなく、それには良き指導者も必要。私は古い時代の人間だから、トム・コフリンの大ファンなんだ。彼のシステムが機能するのはこの目で見てきた。彼の存在で若いチームが成長するということも知っている。だからこそ私は良い結果を期待している」

「どのくらい改善するのか、また、それがどれだけ早く起こるのか。それは分からない」

今オフシーズンのジャガーズは期待する結果が出ずに苦しんできたチームの典型的な行動パターンを取っている。ガス・ブラッドリーからダグ・マローンにヘッドコーチ(HC)を入れ替えたことやコフリンの副社長就任はチームの襟(えり)を正す上で重要な人事だったに違いない。

同球団副社長はこれまでに複数チームで成功を収めてきたが、いずれのチームにも自身の複雑かつ包括的な哲学を導入してきた。ジャイアンツがコフリン就任前から既に完璧な組織を構築していた一方で、現在のジャガーズは新設されたばかりの1994年当時を彷彿とさせる。1995年からチームの指揮を執った名将は1999年にチームベストの14勝2敗というシーズンを記録しており、同チームはコフリン指揮の下、4年連続のプレーオフ進出も果たしている。

コフリンには再びジャガーズを常勝チームへと導くだけの余力は残っているのか。少なくともブルネルはそう信じている。