パッカーズLBマシューズがQBカトラーの引退を惜しむ
2017年07月13日(木) 10:22さりげないユーモアを得意とした元シカゴ・ベアーズのクオーターバック(QB)ジェイ・カトラーの引退を惜しんでいるのはファンだけではないようだ。
グリーンベイ・パッカーズのラインバッカー(LB)クレイ・マシューズもまた、ベアーズの背番号“6”の引退をさみしく思う人物の1人だ。同選手は現役時代のカトラーから他のどの選手よりも多くサックを記録している。
現地11日(火)、『The Rich Eisen Show(ザ・リッチ・イーサン・ショー)』の中でマシューズは「ジェイとの対戦はいつも楽しかった。彼はいつもそっけない態度でファンを怒らせていたけどね。俺的には彼との対戦をいつも楽しみにしていたんだ。ジェイからたくさんサックできたことをうれしく思っている。とても寂しくなるさ。彼がいなくなってもベアーズ戦では今までと同じくらいサックを記録できればありがたいけどね」と語った。
パスラッシャーとQBのこういった関係性は珍しいはずだ。逆はまずあり得ない。常にプレッシャーをかけられ、容赦ないタックルを繰り出されたカトラーにとってパスラッシャーに対峙して楽しかったプレーはないだろう。実際にはカトラーが受けたサックのほとんどが本人のミスではなく、2009年から2015年にかけたベアーズのオフェンシブライン(OL)の不安定さがマシューズの成績向上に大いに貢献していた。
タックルしてきた相手をほめることで知られるアンドリュー・ラックはリーグの中でも最もサックしたいQBだとされているが、カトラーもまた、ディフェンス選手からすればラックと同程度に興味深いQBだったと言えよう。
いまや放送業界入りしたカトラーが自らの口でマシューズらとの対戦を語る日が来るかもしれない。