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レッドスキンズQBカズンズ、契約合意に至らず

2017年07月18日(火) 09:30

ワシントン・レッドスキンズのカーク・カズンズ【AP Photo/Ron Jenkins】

フランチャイズタグが付与されたプレーヤーの長期契約交渉期限が終了した。

現地17日(月)16時(東部時間)、予想されていた通り、リビオン・ベル、カーク・カズンズ、トラメイン・ジョンソンの3人が長期契約の合意に至ることはなかった。

ランニングバック(RB)ベルとピッツバーグ・スティーラーズの両サイドが期限日まで交渉を続けていた一方で、カズンズとジョンソンには初めから契約延長を行う意向はなかったようだ。

しかしながら、ワシントン・レッドスキンズがクオーターバック(QB)カズンズとの交渉に動いていたのは確かだ。今オフシーズン、同チームはカズンズとの長期契約に関する交渉の場を設けた。レッドスキンズによると、彼らは今年5月に5年1億1,000万ドル(約124億円)のオファーを同QBに対して提示していたとのこと。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたものだ。

月曜日の交渉期限が過ぎたことから、先シーズンは1,990万ドル(約22億4,000万円)のフランチャイズタグの下でプレーしたカズンズは新たなタグの下、2,390万ドル(約26億9,000万円)で今季をプレーすることとなった。

カズンズとレッドスキンズに深い溝ができたという話ではないことからも、次のオフシーズンにはまた新たな交渉が行われると予想される。だが、2018年は同選手に関心を持つチーム――とりわけ、カイル・シャナハン率いるサンフランシスコ・49ers――にとって動きやすいオフシーズンとなりそうだ。

来シーズンもカズンズにフランチャイズタグを付与するとなれば、最終的にチームには3,500万ドル(約39億円)の負担がかかることになる。それゆえ、レッドスキンズはトランジションタグ――2,870万ドル(約32億3,000万円)――を利用する可能性が高く、そうなれば他チームにも同QBに手を伸ばすチャンスが出てくるだろう。

一方で、ロサンゼルス・ラムズが27歳のコーナーバック(CB)であるジョンソンに長期契約をオファーした形跡は見られなかった。ジョンソンの能力であれば守備コーディネーター(DC)ウェイド・フィリップスのスキームにフィットするとも言われていたが、今オフシーズンの同チームはトレードを望んでいた。

先シーズンはフランチャイズタグの下、1シーズンを1,390万ドル(約15億6,500万円)でプレーしたジョンソンは今季、1,670万ドル(約18億8,000万円)の同タグでプレーすることになる。1年後には容易に移籍が可能な選手に対する年俸としては相当な額に上ったと言えよう。