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スティーラーズRBベル、今季はフランチャイズタグでプレー

2017年07月18日(火) 10:21

ピッツバーグ・スティーラーズのリビオン・ベル【AP Photo/Ed Zurga】

ピッツバーグ・スティーラーズのスターランニングバック(RB)リビオン・ベルが同チームと長期契約に至ることはなかった。

スティーラーズのジェネラルマネジャー(GM)ケビン・コルバートは現地17日(月)の交渉締め切り期限を前に「残念ながら、リビオン・ベルとの長期契約を締結することはできなかった。今季のリビオンは独占的フランチャイズタグの下でプレーすることになる。今シーズン終了後も彼との契約に関しては積極的に動いていくつもり」との声明を発表した。

月曜日の16時(東部時間)が過ぎたため、今季のベルは1,210万ドル(約13億6,200万円)のフランチャイズタグの下でプレーすることとなった。もし来季のスティーラーズが再びフランチャイズタグを行使しなければ、同選手は2017年のシーズン終了後にフリーエージェントとなる。

ベルはまだフランチャイズテンダーにサインしていないため、このテンダーに合意するまで同選手には今月27日(木)に始まるトレーニングキャンプへの参加義務はない。今オフシーズンには手術を受けたベルだが、今のところコンディションに不調は見られていない。ベルは『Twitter(ツイッター)』上で現在の心境を吐露(とろ)している。

「もっと頑張らないといけない・・・」

月曜日、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはスティーラーズとベルが期限ぎりぎりまで激しい交渉を続けていたと報じた。同レポーターによれば、同チームは1シーズンあたり1,200万ドル(約13億5,000万円)となる“贅沢で、誠意あるオファー”をベルに提示していたとのことだ。

このオファーに関する1つの問題はその保証額だったとラポポートは指摘する。同チームが伝統的に初年度を超えてからの保証を高額に設定しない方針を採っていたため、今回の交渉プロセスは難航を極めた模様だ。

同タグの下でベルが今シーズンに受け取る1,210万ドルはリーグのRBとして最高額に達した。これは5年4,000万ドル(約45億円)の契約を結んだRBルショーン・マッコイよりも1年平均にして400万ドル(約4億5,000万円)多い計算となる。

今回の契約によってベルはただリーグ最高額を受け取る選手となったわけではない。今や25歳のラッシャーはリーグで最も脅威となるRBとして認められたのだ。ベルに対してはボールを抱えて走る能力だけでなく、群を抜いたパスキャッチの能力にもその対価が支払われている。