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パンサーズ、今季はマーティ・ハーニーがGMに

2017年07月20日(木) 10:43

カロライナ・パンサーズのマーティ・ハーニー【AP Photo/Chuck Burton】

カロライナ・パンサーズにマーティ・ハーニーが期間限定で帰ってくる。

一時的なジェネラルマネジャー(GM)に指名されたハーニーは現地19日(水)に行われた会見の中で、通常のGMと同様にシーズン中のロースターに関する最終決定権を持つことになると語った。

同GMは「今はヘッドコーチ(HC)のロン(リベラ)と共にロースターに関する情報を迅速に処理している段階。その他、チーム関係者の把握にも努めている。何よりも、来週火曜から始まるトレーニングキャンプに向けて私も万全な準備をしていきたい」と話している。

ハーニーは今月17日に解任されたデーブ・ジェトルマンの後を引き継いだが、同チームは今季終了後にフルタイムの新GMとハーニーを入れ替える予定だ。

ハーニーは以前にもパンサーズのGMとして2002年から2012年に解任されるまでの10年間、長期にわたって活躍した。大型契約選手がチーム組織を圧迫し始めたことが主な原因でハーニーはチームを去っているが、ハーニー離脱後にその職を引き継いだのがジェトルマンだった。

1年間だけのGM就任とされているものの、オーナーのジェリー・リチャードソンは自分の判断がチームの未来を変えると信じているはずだとハーニーは語る。

「このチームにとって正しい判断をしたい。短期的な視野ではなく、長期的な視野で見てだ。私にはもうやることが一つしかない。全力でやるしかないだろう。私の短期戦だし、それが私の役目。今後も毎年指揮を執るようなつもりで今年1年を戦っていきたい。短期的な目と長期的目の両方を持ち合わせながらやっていくのがベストだと思っている」

今年、パンサーズの中心的存在であるトーマス・デービスとグレッグ・オルセンの2人は長期の契約延長を望んでいる。ハーニーの中で2人の契約延長が最優先事項であるかどうかは明らかになっていない。

新GMは19日、たとえ前回の在任時の幕引きが後味の悪いものであったとしても、今は新たな考え方を持って1年という短期決戦に臨むことを誓い、以前の在任時を振り返りながらこのように語っている。

「前に私がGMを任されていた時代には正しい判断をたくさん下したと思う。その一方で、間違った判断も多かったことに後になって気づいた。それらの間違いから学べることは多いはず。前回とは違った考えた方が今後大いに役立つと思っている。再度になるが、このチーム内にはすばらしい人間が集まっている。私のことではなく、われわれ全員のこと。これは“全員のゲーム”だ」

「フィールド上であっても、どこであっても全員で戦っている。コーチや人事担当、チーム運営側、このチームに関わる全員が最高のチームだ。ロッカールームにもすばらしい選手がいるのは知っている。それも大勢だ。私は6人のキャプテンと馴染みがある。彼らはこの場所でプレーし、去ってはまた戻って来る。私はこのチームの大事な規範と哲学を理解している。このチームに戻れたことを誇りに思っているし、今シーズンが楽しみでしかたない。やることは山積みだ」