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イーグルスが元ドラ1DEスミスを解雇

2017年07月27日(木) 09:57

マーカス・スミス【Al Tielemans via AP Images】

ディフェンシブエンド(DE)マーカス・スミスがフィラデルフィアの地を後にする。

フィラデルフィア・イーグルスは現地26日(水)、3年間を通して輝きを見せなかったスミスの解雇を発表した。

同選手に対するロースターボーナス59万4,000ドル(約6,600万円)の支払いがキャンプの3日目となっていたことからも、今回の動向は驚くような事ではなかった。スミスのベースサラリーである88万9,515ドル(約9,900万円)は保証されておらず、同チームは失敗続きだった2014年のドラフト1巡目指名選手と袂(たもと)を分かつことでおよそ150万ドル(約1億6,600万円)分の余裕をサラリーキャップに持つことが可能となる。

大失敗と言えば、ジャスティン・ギルバート、グレッグ・ロビンソン、そして、全くもってその期待に応えることのなかったジョニー・マンゼルを含む悪夢の2014年ドラフトが脳裏に浮かぶ人の数は少なくないだろう。マンゼルが大々的に期待を裏切ったのとは対照的に、スミスが表舞台に登場する機会は限られていた。

チップ・ケリーが最後に遺産としてチームに残していったルイビル大学出身、身長約190cm、体重約114kgのスミスは、出場した37試合でわずか4度のサックしか記録していない。

同選手は今オフシーズンのOTA(チーム合同練習)に参加しておらず、デプスチャート上でも7番目にまで順位を下げていた。

どうやらスミスはNFLで通用するレベルにはなかったようだ。ドラフト指名の難しさが改めて露呈している。なかなか期待に応えてくれる選手が見つからないという感覚はイーグルスならばよく分かるはずだ。