ロサンゼルス・ラムズのコーナーバック（CB）トラメイン・ジョンソンが今季終了後にもロサンゼルスの地を離れそうだ。

先月、同チームとの長期契約交渉が決裂したジョンソンは2年連続フランチャイズタグの下でプレーすることが決まった。今季のジョンソンは1,670万ドル（約18億４,500万円）を受け取るが、ラムズのユニフォームを着てプレーする姿は今年で見納めになるかもしれない。

ジョンソンは現地29日（土）、同チームとの長期契約の可能性について「今年はそうしたかった。長期契約を結びたかったんだ。ラムズは今季終了後にまた違った判断を下すと思う。俺にはどうしようもできないこと。今、俺はラムズにいるんだし、このチームのジャージを着ている。プレーできる場所があるってことは幸せなこと。試合に勝つためにここにいるわけだから、できる限りこのチームの勝利に貢献したい」と語った。

ラムズは今年、ジョンソンに対しておよそ1,700万ドル（約18億7,800万円）での契約合意を打診していた。

今年3月に同チームが彼に対してタグ付けした際、ジェネラルマネジャー（GM）レス・スニードはジョンソンが守備コーディネーター（DC）ウェイド・フィリップスのシステムにどれだけはまるかを確かめたいと語っている。リーグには同選手よりも優れたCBが他にも多数いる中で、ラムズがジョンソンにそれらトップクラスの選手以上の金額を支払う可能性は低いだろう。

それでも、27歳のカバーマンがネガティブな姿勢を見せることはない。『ESPN』のオルデン・ゴンザレスによると、ジョンソンは4分間のインタビューの中で「試合に勝つためにラムズにいる」というセリフを6度も述べていたそうだ。

同選手はこのようにも語っている。

「俺はここにいる。まだフットボールができてこのスパイクを履ける。ここで22番の背番号を背負ってね。俺は恵まれているよ。試合で勝つためにここにいるんだ。俺の目標はそれだけさ・・・試合で勝つためにここにいるわけだから、この先のことなんて心配していない。今はラムズにいるんだ。今、頭の中にあることは試合に勝つことだけ」

今のジョンソンの目標は明快だ。まずはシーズンで活躍すること。そして、来たるオフシーズンのオープン市場にて希望額を提示してくれる球団を待つのだ。