ドルフィンズHCゲイズ、「QBカトラーは全て覚えている」
2017年08月09日(水) 10:45マイアミ・ドルフィンズの練習に初めて参加したクオーターバック(QB)ジェイ・カトラーの動きを見て、ヘッドコーチ(HC)アダム・ゲイズは満足げな表情を浮かべた。同HCはカトラーがフィールド上で最後に見た時と“同じ”動きをしていると語る。
現地8日(火)、『ESPN.com』を通じてゲイズHCは「カトラーは調子が良いと自分で言っていた。うそは言っていないと思う。初日から良い感じで何よりだ」と語った。
突然の故障によってエースQBライアン・タネヒルを欠くこととなったドルフィンズは急きょ、1週間前にカトラーと1年契約を結んだ。
キャリアを通じてカトラーのパフォーマンスが最も良かったのはゲイズがシカゴ・ベアーズの指揮を執っていた2015年だった。
ゲイズHCは「基本的に彼は攻撃の全てを覚えている。基本的なことは、だ。彼も多少の焦りは感じるはず。ルートへの投球や1対1での動きもそれらの一つだが、実際に練習でドルフィンズのラインに立ってプレーすること、仲間の成長や彼らのボディランゲージ、そして彼らがどのようなルートを走るのかを見られるのは彼にとってかなり大きな違いだろう」とコメントしている。
8日にはカトラーとQBマット・ムーアが共にファーストチームでの練習を行った。
肩の手術によって昨年は故障者リスト上でシーズン終了を迎えたカトラー。34歳のQBは火曜日の練習後、肩には全く問題がないことを強調していた。
「肩の調子は良いし、痛みもない。何よりもまず、前のような力強さを取り戻す必要がある」
ドルフィンズは今週の木曜日にアトランタ・ファルコンズとのプレシーズンゲームを控えている。現在まだ調整中のカトラーはベンチスタートとなり、同試合にはムーアが先発する予定だ。
最後にカトラーは次のように語った。
「あと何日かあれば100%の状態になるはず。ここの攻撃陣ならうまくやれる。ポケットで落ち着くこと、焦らずに足を使うこと、試合の流れを感じること、そして、自分のリズムをつかむこと、これらの感覚を以前の状態に戻すにはまだもう少し時間が必要。それでも、もうじき取り戻せると信じている。・・・プレー機会を与えてくれたアダムには感謝している。すごく楽しい日々を過ごせている」