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ブラウンズがQBオズワイラーを含む3選手のトレードを検討中

2017年08月30日(水) 12:36


クリーブランド・ブラウンズのブロック・オズワイラー【AP Photo/Ron Schwane】

今週末のロースターカットを前にクリーブランド・ブラウンズが大型トレードを画策しているようだ。

現地29日(火)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはブラウンズがコーナーバック(CB)ジョー・ヘイデン、クオーターバック(QB)ブロック・オズワイラー、オフェンシブライン(OL)キャメロン・アービングのトレードを模索しているようだと伝えた。

この3人がトレード候補に挙がっても驚く者は少ないだろう。

ヒューストン・テキサンズからドラフト2巡目指名権付きのトレードで年俸1,600万ドル(約17億5,700万円)を引っ提げてブラウンズへと移籍してきたオズワイラーはその当初から交換トレード候補として名前が挙がっていた。デショーン・カイザーがチーム開幕戦の先発に指名され、バックアップにはコーディ・ケスラーがいる中、もはやブラウンズがオズワイラーをロースター入りさせておく意味は皆無に近い。トレード相手が見つからない場合、オズワイラーにはカットの可能性も浮上してくる。

ブラウンズはまた、ヘイデンに対する来季以降の合計3,290万ドル(約36億1,300万円)の支払いも避けたい様子だ。6年7,470万ドル(約82億円)の契約を結んだ2014年以降、2度プロボウルに選出されたヘイデンのパフォーマンスは急降下している。これに付随して、故障の多いヘイデンがここ2シーズンを通じて14試合に欠場しているのもその要因だ。

元所属先から2015年にドラフト1巡目で指名されたアービングはいまだブラウンズのOLで自分の居場所を見つけていない。アービングは今オフシーズン、センター(C)、ガード(G)、タックル(T)などにも挑戦しているが、どのポジションにおいてもレギュラー陣を脅かす存在にはなれていない。

チームが期待に応えられなかった選手を放出し、若い選手たちに希望を見出すのは当然のこと。しかしながら、相手側がこれら3選手とのトレードでドラフト指名権をブラウンズに譲渡してくれるかどうかは微妙なところだろう。