RBフォルテをトレード要員に市場を伺うジェッツ
2017年08月30日(水) 15:37今週末に行われるロースター登録選手数の削減を控え、多くのチームがトレード市場に目を光らせている。
多分に漏れず、ニューヨーク・ジェッツもまたランニングバック(RB)のマット・フォルテをだしに市場を伺っているようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは現地29日(火)、ジェッツが相手チームの脅威となるRB放出の構えを見せていると報じた。昨年、ジェッツに所属した31歳のフォルテはランで813ヤード、7タッチダウン、レシーブでも263ヤード、1タッチダウンをマークした。
ペリセロも指摘するように、フォルテに保証されている400万ドル(約4億4,000万円)がトレード交渉時にネックとなりそうだ。よりレベルの高い選手を獲得するため、ジェッツにはフォルテへの支払いを一部負担する覚悟が必要になるかもしれない。
フォルテの名前がトレード要員として浮上するまでには予想外の時間を要した。今年の3月に大量のベテランを放出していたジェッツもプレシーズンの間は使い勝手の良いフォルテをキープしていた。若手主体にチーム方針を切り替える中、チームがRBビラル・パウエルや新人選手、その他ドラフト外フリーエージェント選手に対する報酬をより充実させるべきなのは間違いない。
今のところフォルテの動きはまだ鈍っていない。今プレシーズン中の彼は1キャリー平均で4ヤード以上を記録している。そして何よりもまず、2011年以降は3試合以上に欠場したシーズンがないという安定感抜群の選手はどのチームにとっても魅力的に映るだろう。毎シーズン、必ず12試合以上に出場してきたフォルテ。スーパーボウル出場を狙うものの、RB陣の補強を必要とするチームがプロボウルに2度出場のフォルテを適正な価格で手に入れたいのは当然だろう。