控訴審終了、審判を待つカウボーイズRBエリオット
2017年09月01日(金) 08:363日間にわたって合計25時間を費やしたダラス・カウボーイズのランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットの控訴審がようやく終わりを迎えた。現地31日(木)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。
今回の控訴審はハロルド・ヘンダーソン氏を執行官に、今週29日に開始された。リーグによる当初の決定が変更となるかどうかはヘンダーソン氏の判断次第となる。
エリオットはNFLが規定する個人行動規範に違反したとして今月11日に開幕6試合の出場停止処分を言い渡されていた。これはエリオットが起こしたとされる元恋人のティファニー・トンプソンさんに対する暴力事件に関し、NFL側による1年以上におよぶ調査を経ての制裁だった。
NFLネットワークのトム・ペリセロが伝えるところによると、エリオットに対する6試合の出場停止処分は昨年7月にトンプソンさんによって訴えられた暴力事件の調査結果のみを反映したものとのこと。NFLが発行した声明の中ではリーグによって集められた専門家らが2016年7月16日の週にエリオットが複数回にわたり、トンプソンさんに暴力を振るったとされる相当かつ説得力のある証拠があったとの見解を示したことが明かされている。
22歳のエリオットはこの訴えを否定しており、この件に関してこれまでにエリオットが逮捕、または、制裁を受けたことはない。
仮に一度言い渡された出場停止処分がそのまま実行となれば、エリオットは9月2日(土)からチーム練習に参加不可能となり、第8週となる10月29日(日)のワシントン・レッドスキンズ戦までは試合出場も不可能となる。