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ブラウンズ、チーフスとのトレードでドラフト5巡目指名権を獲得
2017年08月31日(木) 12:52レギュラーシーズン開幕を目前に控え、クリーブランド・ブラウンズが続けざまに選手を放出した。
現地30日(水)、コーナーバック(CB)ジョー・ヘイデンをリリースしたブラウンズはその数時間にオフェンシブライン(OL)キャメロン・アービングをカンザスシティ・チーフスとの交換トレードで放出した。ブラウンズはこのトレードでチーフスから2018年のドラフト5巡目指名権を獲得している。
2015年のドラフト1巡目で指名を受けたものの、いまだ存在感を示さないアービングをブラウンズがここまで手札に持ち続けたのは意外でもあった。元フロリダ州立大学のスター選手はプロ入り後、17試合の先発出場を通していまだインパクトのあるプレーを見せておらず、ブラウンズのOLに彼の居場所はなくなりつつあった。
元プロボウラーのアレックス・マックに代わる存在として期待されたが、センター(C)のポジションで輝きを放つことはなかったアービング。それ以前にも彼はライトタックル(RT)に挑戦して残念な結果に終わっている。今夏にCのポジション争いでション・コールマンに敗れたアービングがリリース対象となるのは必然的だった。身長約195cm、体重約142kgのアービングは今後もNFLの先発選手にはなれないと予想されるが、もし彼が先発としてフィールドに登場した場合、そのチームはかなりの窮地に立たされているはずだ。先発OLマンに不測の事態が起きた際のバックアップとして、チーフスはアービングの“器用さ”を最大限に生かすつもりだ。