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RBベルの低パフォーマンスはキャンプ不参加が原因か?

2017年09月14日(木) 17:23


ピッツバーグ・スティーラーズのリビオン・ベル【Aaron M. Sprecher via AP】

ピッツバーグ・スティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンはランニングバック(RB)リビオン・ベルの動きの悪さについて、深い追及を避けようと記者からの質問をシャットアウトした。

トムリンHCは「リビオン・ベルのキャンプのことなら好きに言ったらいい。彼はもうここにいるんだ。われわれは動き出している。次は第2週、ミネソタ・バイキングス戦に向けて準備するだけ。この件については以上だ」と強く述べた。

先週末、チームの初戦となったクリーブランド・ブラウンズ戦におけるベルは明らかに自分のリズムをつかめていなかった。試合の第2クオーター、クイックパスを受けようとしたベルの手にボールは収まらず、次のプレーでは何が何でもファーストダウンを奪いにいったスティーラーズが選択したベルのランはライン手前2ヤードのところで食い止められた。ただし、ベルに公正なジャッジを与えれば、このプレーにおける2人のワイドレシーバー(WR)とタイトエンド(TE)は相手のプレッシャーに力負けしていたことも考慮すべきだろう。

ベルが苦戦する中でもスティーラーズは誰一人として動揺を見せなかった。実際、チーム大黒柱のクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーは自軍の選手をバランスよく起用していつも通りのパフォーマンスを披露した。ブラウンズはWRアントニオ・ブラウンによる大爆発を避けるために20ヤードと深い位置にセーフティ(S)を置いたものの、ロスリスバーガーにとってはラインバッカー(LB)との間に開いたそのスペースだけでもブラウンズ守備陣をかき乱すのには十分だった。

この試合、ベルはチーム57回のスナップで41回のプレーに参加したものの、今オフシーズン中にチームが考案した新たな戦術を残り数日の間で体に覚え込ませる必要がありそうだ。

はっきりと言えば、先週末のベルのパフォーマンスは悲観的になるほどではなかった。リーグで最も危険なRBであるベルがもし試合の頭から出場する機会を与えられれば(10日のベルは第1クオーターの途中から出場している)、彼がまた世間の大きな期待に応えてくれるのは間違いないだろう。今オフシーズンはワイドレシーバー(WR)やタイトエンド(TE)に新戦力を加えたスティーラーズだが、RBにおいては今年もベルの存在だけで十分なはずだ。

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