チーム初のスーパーボウルに導いたブロンコスの元HC、レッド・ミラー氏が死去
2017年09月28日(木) 12:06デンバー・ブロンコスでヘッドコーチ(HC)を4年間務め、同チームを初のスーパーボウルへと導いたレッド・ミラー氏が現地27日(水)、89歳でこの世を去った。
2017年度ブロンコス・リング・オブ・フェイムを受賞したミラー氏は1977年にブロンコスのHCに就任し、その後は3度にわたってチームをポストシーズンへと進出させた。HCとして迎えた初年度からレギュラーシーズン12勝2敗という好成績を残したミラー氏はこの年にブロンコスを第12回スーパーボウルへと導いている。
ブロンコス球団社長兼CEOのジョー・エリスは声明の中で次のように語っている。
「ミラーさんのご家族、特別、彼の妻であるナンさんに深くお悔やみ申し上げたい。ミラーさんはブロンコスに関わる全ての人に愛された人物だった。彼はブロンコスにチャンピオンシップの伝統を築かせ、チームに最も大きなインパクトを残した。40年前、初のスーパーボウルへと導いたミラーさんを称えたい」
「ミラーさんにとってこのチームがどれだけ大切なものだったか、また、皆にとってミラーさんがどんなに大切な人物であったかはご存知の方が多いだろう。今年の5月、リング・オブ・フェイムの受賞連絡をした際には彼も大喜びしていた。それが突然、このような形で、ミラーさんが11月の受賞式典に参加できなくなるとは非常に悲しい」
ブロンコスは『Twitter(ツイッター)』上でもミラー氏の永眠を伝えた。
「今朝この世を去った元ヘッドコーチ(1977-1980)であり、2017度リング・オブ・フェイム受賞者であるレッド・ミラー氏のご家族、ご友人に追悼の意を表する」
ブロンコスでのミラー氏の偉業は同チームによって今年11月19日に称えられる予定で、彼の記念柱は同月17日にスポーツオーソリティ・フィールド・アット・マイルハイのリング・オブ・フェイムプラザにて公開される。同月19日に開催されるシンシナティ・ベンガルズ戦から。、彼の名前がリング・オブ・フェイムに刻まれることになる。
1977年から1980年までHCとしてブロンコスに従事したミラー氏は40勝22敗の戦績を残した。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)を制したミラー氏はHCの1年目から同年のNFL最優秀コーチ賞を獲得している。また、ミラー氏は1977年から1980年にかけ、相手チームに許した平均得点が15点以下の“オレンジ・クラッシュ”との異名を持つ超強力ディフェンス陣を率いたHCでもあった。
コロラド・スポーツ・ホール・オブ・フェイム(1988年度)のメンバーでもあるミラー氏は1963年から1965年までの間、オフェンシブライン(OL)コーチとしてもブロンコスに従事していた。
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