オークランド・レイダースの若きエースクオーターバック（QB）デレック・カーが短期離脱する。

ヘッドコーチ（HC）のジャック・デル・リオは現地2日（月）、スターQBカーが腰椎の横突起（おうとっき）を骨折していた事を明かした。

同HCは今週末のボルティモア・レイブンズ戦に関して「カーが今週の試合に欠場する可能性が高くなった」とし、おそらくは2週間程度の離脱になりそうだとも明かした。

2014年当時、同箇所を負傷したダラス・カウボーイズのトニー・ロモも復帰には苦戦していた。今回のような腰の負傷では通常、復帰までに約2週間から6週間の期間を要するとされている。

シーズン第4週、16対10で敗戦を喫したデンバー・ブロンコス戦の第3クオーターでブロンコスのディフェンス陣によるから複数のヒットを受けたカー。医療用テントに入った後、4年目の先発QBがフィールドに復帰することはなかった。

試合後のカーは記者に対し、「フィールドに戻ってまた指示を出したかった。スローしようとしたし、プレーしようとはしたのだが戻れそうな状態ではなかった。フィールドに復帰するためにできる限りの事をはしたけれど単純に不可能だった」と語った。

ブロンコス戦では負傷したカーに代わって途中出場を果たした元ドラフト1巡目選手のEJ・マニュエルが第5週のレイブンズ戦で先発QBを務めることになりそうだ。同試合でのマニュエルは17回のパスで成功は11回、106ヤードを投じている。

2勝2敗と攻撃陣がいまだ波に乗りきれていないレイダースにとって大黒柱の離脱はかなりの痛手である。ランニングバック（RB）マーショーン・リンチは好不調が激しく、ワイドレシーバー（WR）のマイケル・クラブツリーは負傷で第4週を欠場している。その一方で、WRアマリ・クーパーは相手からの厳しいマークにあっていた。

第6週のロサンゼルス・チャージャーズ戦、第7週のカンザスシティ・チーフス戦と、カーが同地区のライバルチームとの2試合で先発する可能性は低いだろう。チームのエースがどのくらいで復帰できるかは今のところ完全に未定だ。

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