ダラス・カウボーイズが現地11日（水）、30歳のベテランコーナーバック（CB）ノーラン・キャロルをリリースしたと発表した。今年の3月に3年1,000万ドル（約11億2,000万円）でカウボーイズと契約を結んだばかりのキャロルが同契約の1年目でチームを去ることとなった。カウボーイズの所属する前のキャロルは3年間をフィラデルフィア・イーグルスで過ごしている。

この動向は『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロが最初に報道した。

シーズン第2週のデンバー・ブロンコス戦で脳震とうを発症して以降、キャロルは試合に出場していない。

今季は2試合の出場のみとなっているキャロルだが、オープン市場ではまだ彼の能力に価値を見出す球団はありそうだ。各チーム、徐々に故障者の数も増えてきている中、先シーズンはイーグルスで1インターセプト、1ファンブルフォースド、10パスブレークを記録しているキャロルが医療チームからの了承を得た後、どこかのチームでロースター入りを果たす可能性は十分にあり得る。

キャロルのリリースによって2017年のドラフトで3巡目指名を受けたジョーダン・ルイスのポジションは安泰となったと言えよう。現在の彼はチームで最も活躍するCBとの評価を受けている。今シーズン、カウボーイズの守備陣が想像以上の働きを見せている中、今後も新人CBルイスによる活躍には注目していきたいところだ。ルイスのスタッツは下降の気配を見せてはいるものの、彼にはもう先発を外れる心配は無用である。

【S】