ニュース

49ers、新人ビーサードを第7週以降の先発QBに指名

2017年10月16日(月) 11:51

サンフランシスコ・49ersのC.J.ビーサード【AP Photo/Pablo Martinez Monsivais】

サンフランシスコ・49ersがクオーターバック(QB)に新たな選手を起用する。

ヘッドコーチ(HC)のカイル・シャナハンは今後、26対24で敗戦を喫したものの、ワシントン・レッドスキンズ戦で素晴らしいパフォーマンスを見せた新人C.J.ビーサードを先発QBとして起用していくと宣言した。

2得点差を追いかけ、苦しんでいた先発QBブライアン・ホイヤーに代わり、第2クオーターから新人ビーサードが登場。QBカーク・カズンズ率いるレッドスキンズ攻撃陣が底力を見せ、試合時間残り1分での逆転を許しはしたが、ビーサードは驚くべきことに第4クオーターまでにチームを同点へと持ち込む活躍を見せていた。

試合に登場したビーサードが49ersのスコアボードに得点を刻むまでにそう時間はかからなかった。ギャレット・セレクへの初めてのパス成功を含む初ポゼッションを記録したビーサードはその数分後、11プレーで75ヤードのドライブを演出し、最後は残り1ヤードからカルロス・ハイドによるランでタッチダウンが決まった。このタッチダウンでハーフタイムまでに点差は17対7となり、ここまでのビーサードは14回のパス中6回のパス成功、89ヤードをマークしていた。この日最後のパスがインコンプリートとなり、あと一歩のところで力およばなかったビーサード。同試合の彼はパス36回で19回に成功、245ヤードで1タッチダウンパスを投じている。

一方のホイヤーは新人QBが見せたパフォーマンスと比較にもならない内容だった。ホイヤーは11回のパスで成功は4回、わずか34ヤードの記録を残して交代を告げられた。

49ersから2017年のドラフト3巡目に指名を受けたビーサードがレギュラーシーズンに登場したのはこの試合が初であった。今後はこの新人QBが壊滅的な49ersの攻撃陣に喝を入れてくれるだろう。

2週間前のシャナハンHCはビーサードについてまだ準備不足であると語っており、ホイヤーに対してはより良いパフォーマンスを要求していた。ホイヤーの見るに堪えないパフォーマンスが新人ビーサードの起用を早めさせたのは疑いようもないだろう。

【S】