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いよいよ再始動を開始するブラウンズWRゴードン

2017年11月07日(火) 11:38

クリーブラウンド・ブラウンズのジョシュ・ゴードン【AP Photo/David Richard, File】

ワイドレシーバー(WR)ジョシュ・ゴードンがクリーブランドの地に戻ってくる。

現地6日(月)、クリーブランド・ブラウンズは先週水曜日にNFLコミッショナーのロジャー・グッデルによってNFL復帰(条件付き)が認められたゴードンがチームに合流することを発表した。ゴードンは今後、ミーティングに参加し、コンディショニング調整や個別でのワークアウトを行う予定だ。

“コミッショナーによるロースター除外リスト”からその名前が消えたゴードンは早ければ11月20日からチーム練習に合流し、アクティブ登録に関しては最短で11月27日になると予想されている。

ゴードンの体に異常がなければ、ブラウンズはシーズン第13週のロサンゼルス・チャージャーズ戦から起用することも可能だ。その後はグリーンベイ・パッカーズ、ボルティモア・レイブンズ、シカゴ・ベアーズ、ピッツバーグ・スティーラーズ戦にも参戦可能となる。

2014年以降、ゴードンはレギュラーシーズンに登場しておらず、昨年10月には“自身の生活をコントロールするため”にリハビリ施設に入院しながら治療を開始していた。

先シーズン、ヘッドコーチ(HC)のヒュー・ジャクソンは記者に対し、チームがゴードンに“見切りをつける”予定だとも明かしていたものの、勝ち星に恵まれないチームが最終的に彼を見放すことはなかった。

ブラウンズの上級副社長であるサシ・ブラウンは先週、「リーグに復帰するために必死に努力したジョシュを尊敬するし、褒めてやりたい」と語り、続けて「ジョシュは数日以内にチーム宿舎へとやって来る。ジョシュと座りながらチームの今後について話し合えるのを楽しみにしている」と述べていた。

ゴードンは2016年のプレシーズンに短時間のみ出場し、大活躍した2013年を彷彿とさせる圧倒的なパフォーマンスを披露している。同年の彼は14試合のみの出場でリーグトップとなる1,646レシーブヤードを記録している。

今季はもはや時すでに遅しといった感じではあるものの、NFLの中でも最も未熟なWR陣を持つブラウンズにとってはゴードン復帰が神からの贈り物であるかのようにも思える。6日、故障者リスト入りしていたWRコーリー・コールマンがアクティブ登録されたこともあり、ブラウンズの攻撃陣にはようやく選手が揃い始めた。

ファンにとってはゴードンほどフラストレーションの溜まるもったいない選手はいなかっただろう。それでも、長期間にわたって起爆剤を欲していたチームがしばらくの間はその命運をゴードンに託すことも考えられそうだ。

【S】