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カーディナルスWRフィッツジェラルドが1年の契約延長へ

2017年11月17日(金) 11:57


アリゾナ・カーディナルスのラリー・フィッツジェラルド【AP Photo/Rick Scuteri】

ワイドレシーバー(WR)ラリー・フィッツジェラルドがアリゾナ・カーディナルスと1年の契約延長に合意間近だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。

この新契約によってチームは2018年のシーズン終了まで攻撃陣の主軸であるベテランWRを確保することが可能になる。このニュースは『Pro Football Talk(プロフットボール・トーク)』が最初に伝えたものだ。

カーソン・パーマーやデイビッド・ジョンソンらチームの要が相次いで離脱する中、年齢による衰えを感じさせないフィッツジェラルドは高いレベルでのパフォーマンスを披露し続けている。34歳となった今季も3年連続で1,000ヤードを超えるペースであり、通算レシーブヤードは15,000ヤードを超えてNFL史上6人目となる快挙を達成した。

今週末にヒューストン・テキサンズと対戦するフィッツジェラルドはこれまでに60キャッチ、677ヤード、3タッチダウンをマークしている。

今オフシーズンには引退をも示唆していたフィッツジェラルドが1年の契約延長をするというニュースには多少の驚きもあったが、同選手は今年の7月、NFLネットワークのスティーブ・ワイチに対して心中をこのように打ち明けていた。

「まだ高いレベルでプレーできる。俺の背番号が呼ばれるなら、プレーメイクすることは可能だ」

確かに、フィッツジェラルドは自身の成績でそれを証明し続けている。だが、今季終了後のカーディナルスがどうなっていくかは不明瞭だ。故障したパーマーはそのまま現役を引退するともささやかれており、ついにパーマーとフィッツジェラルド、そして、ヘッドコーチ(HC)のブルース・エリアンスの3人の時代が幕を閉じる可能性もある。現在4勝5敗と再びプレーオフを逃す可能性が高まる中、来季のチームは抜本的改革を免れないかもしれない。

フィッツジェラルドをもう1年確保することで、カーディナルスは少なくとも来季までは攻撃陣の安定したパスゲームを期待しているのだろう。