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ジェッツQBマカウンが手の骨折で今季絶望

2017年12月12日(火) 09:34


ニューヨーク・ジェッツのジョシュ・マカウン【AP Photo/Joe Mahoney】

ニューヨーク・ジェッツがこれまでチームをけん引してきたエースクオーターバック(QB)を失った。

現地10日(日)、デンバー・ブロンコスと対戦したジェッツのQBジョシュ・マカウンが試合中に左手を骨折して今季絶望となった。チームは11日にこのニュースを公表している。

多くのチームを渡り歩いてきたマカウンは最後に行き着いたジェッツで13試合に先発し、5勝8敗をマークした。リーグ最弱とも呼ばれる攻撃陣を率いて、67.3%のパス成功率で2,926ヤード、タッチダウン18回を記録し、その間インターセプトはわずか9回のみのマカウン。チームが5勝を挙げ、少しでもポストシーズン進出への望みを持つことができたのはマカウンによるところが大きい。

若手選手を多く起用する方針のジェッツだが、攻撃コーディネーター(OC)ジョン・モートンは2018年にも再びマカウンを司令塔としてプレーオフ進出を目指す意向のようだ。10日の試合後、負傷によって今季絶望が確定したマカウンは記者会見の場で残されたチームメイトに対し、涙ながらに感謝と激励の言葉を送っていた。

ジェッツはベテランのマカウンのバックアップを務めてきたブライス・ペティに今後の司令塔を任せるのだろうか。ブロンコス戦でマカウンの後を引き継いだペティが投じたパスは9回中2回の成功、14ヤードと悲惨な数字だった。チームは長く表舞台から遠ざかっているクリスチャン・ハッケンバーグの起用も考慮すべきだろう。少なくとも、ジェッツはQBのポジションに使える選手がいるかどうかを、全選択肢を用いて試すべきだ。

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