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ジャイアンツ新GM候補にジェトルマン

2017年12月21日(木) 09:31


カロライナ・パンサーズのデーブ・ジェトルマン【AP Photo/Mike McCarn】

ニューヨーク・ジャイアンツが新ジェネラルマネジャー(GM)探しに本腰を入れている。

ジャイアンツは現地20日(水)、デーブ・ジェトルマンと面談を行ったと発表。同会合にはオーナーのジョン・マーラ、会長のスティーブ・ティッシュ、そして、現在はジェリー・リースの後継者を探す際のコンサルタントを務めている元GMのアーニー・アコーシが出席していた。

66歳のジェトルマンはジャイアンツと深い縁があり、1998年から2012年までは人事部門役員としてチームに従事していた。その後、選手の素質を見抜く卓越した眼力を買われて4年の間カロライナ・パンサーズのGMを務め、2015年にはパンサーズをスーパーボウルへと導いている。

パンサーズで40勝23敗1分けの戦績を残し、3年連続でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区を制覇した経験も持つジェトルマンが今年7月に電撃解任となった際には、チームの内外を問わずに衝撃が走った。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、2015年のシーズン終了時、当時パンサーズのプロボウラーであったスターコーナーバック(CB)ジョシュ・ノーマンをチームから手放したことで、ジェトルマンとオーナーのジェリー・リチャードソンとの関係性が“ぐらつき”始めたようだと報じている。

その一方、ジェトルマンはサラリーキャップ問題に頭を抱えていたチームを窮地から救い出してもいる。パンサーズに就任した直後、ジェトルマンはヘッドコーチ(HC)ロン・リベラの協力の下でリーズナブルな価格で才能ある選手を獲得し、ドラフト指名でのスター選手獲得に尽力したことで今の結果に結びついた。

ジェトルマンのジャイアンツ就任が決まれば、大苦戦を強いられているオフェンシブライン(OL)の再構築とクオーターバック(QB)イーライ・マニングの今後について、ジャイアンツの重要事項の決定に関わることになるだろう。

かつてのアコーシGMのように、ジェトルマンはマニングの後継者を選択可能となるドラフト上位指名権を2つ所有することになる。元上司たちをうならせる指名をジェトルマンができるかどうかは楽しみなところだ。

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