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レイブンズ、守備コーディネーターのピーズが引退へ

2018年01月02日(火) 13:26


ボルティモア・レイブンズのディーン・ピーズ【AP Photo/Patrick Semansky】

今季はプレーオフ進出を逃したボルティモア・レイブンズのヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーが新たな守備コーディネーター(DC)を探すことになった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地1日(月)、レイブンズで長い間DCを務めたディーン・ピーズが3月1日付で引退すると報道。

ラインバッカー(LB)C.J.モズリーが『Twitter(ツイッター)』に「ディーン・ピーズが自らチームに引退を申し出た」とつぶやいており、この動きを認めている。

68歳のピーズDCは2010年にLBコーチとしてハーボー政権下に加わり、2012年にDCへと昇格した。ピーズは2004年にニューイングランド・ペイトリオッツのLBコーチとしてコーチングキャリアをスタートさせ、2006年から2009年までの4シーズンはペイトリオッツのDCとして過ごしている。

ピーズDCによる退任は31対27で黒星を喫したレギュラーシーズン最終戦のシンシナティ・ベンガルズ戦を終えた後に判明した。

ピーズはリーグの中でも最高クラスのDCと評されており、相手クオーターバック(QB)を混乱させ、敵陣の攻撃戦術を無効化するプレーメーカーの配置に格別の手腕を発揮した。ペイトリオッツのDC時代にはスコアリングディフェンスでチームをリーグ唯一の4年連続トップ10入りさせたピーズはレイブンズを第47回スーパーボウル制覇へと導いた陰の立役者でもある。

C.J.モズリーは引退を発表したピーズに関して「彼が大好きだ。ディーンは長いキャリアの持ち主。俺が生まれる前からのコーチさ。一人の男としても大好きなんだ。これはどうにもならないことだけど、今後、彼が何かするなら、それが何であろうと、俺にできることがあればサポートしたいと思っている」と語った。

ピーズ率いるレイブンズ守備陣が2017年に許した1試合平均得点は18.9点でリーグ6位、許したパスヤード(213.8ヤード)はリーグ10位となっている。

ラポポートはレイブンズのラインバッカー(LB)コーチのドン・マーティンデイルがピーズに代わってDCを務めるだろうと指摘。チームは過去に他チームからの打診を断ってまでマーティンデイルの残留を固辞している。彼は2010年にデンバー・ブロンコスでDCを務めた経験を持つ人物だ。

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