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【2017年ワイルドカード】次こそ頂点を目指すファルコンズとNFC西地区覇者ラムズの対戦、結末は・・・!?

2018年01月07日(日) 13:36

アトランタ・ファルコンズのマット・ブライアント【AP Photo/Mark J. Terrill】

現地6日(土)、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区優勝を遂げたロサンゼルス・ラムズが本拠地ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムでワイルドカードラウンドに挑んだ。相手は激戦区のNFC南地区で3位につけ、10勝6敗でプレーオフ進出を果たしたアトランタ・ファルコンズだ。

昨季スーパーボウルに出場したファルコンズが第1クオーターに2回のフィールドゴールを決めて好調な滑り出しとした一方、ラムズはボールがうまくつながらずにポゼッション時間も少なく自陣を抜け出せないドライブが続き、ファルコンズが2度目のフィールドゴールを決めた直後のキックオフリターンではボールをキャッチしたワイドレシーバー(WR)ファロー・クーパーがフィールドを疾走するうちに相手ディフェンスにつかまってしまう。ファンブルボールをリカバーしてターンオーバーにつなげたファルコンズはクオーターバック(QB)マット・ライアンが的確なパスでレッドゾーンへと前進し、ドライブの最後はランニングバック(RB)デボンタ・フリーマンが3ヤードランでタッチダウンを決めている。

13点のリードを許したラムズはQBジャレッド・ゴフのパスなどで何とか敵陣に前進するも、得点圏に近づけない。それでも、自陣21ヤードから臨んだ次の攻撃ドライブはRBトッド・ガーリーの26ヤードランでファルコンズ陣地に入り、相手のペナルティでさらにヤードを稼ぐと、ゴフのパスを新人WRクーパー・カップがエンドゾーンでキャッチ。前半のうちに攻撃のリズムを整え始めたラムズは守備陣も好パフォーマンスを披露し、相手QBライアンに2度のサックを食らわせてパントに抑えている。

前半終了間際にはゴフが放った38ヤードのロングパスをWRロバート・ウッズが華麗にキャッチしてレッドゾーンに到達。ラムズは逆転のチャンスにこぎつけた緊迫の場面でパスを成功させられずフィールドゴールにとどまったものの、3点差に縮めて試合を折り返した。

しかし、後半が始まるとファルコンズの勢いが増し、25ヤードと54ヤードのフィールドゴールで追加点を手に入れ、リードを9点に広げて最終クオーターを迎える。

それでも、まだ逆転可能な状況とあってラムズにタッチダウンをもたらすべく、奮闘するRBガーリーが14ヤードを走った直後に味方の援護を得ながら33ヤードを稼ぎ、さらに3ヤードを稼いでいったが、レッドゾーンに届かず。フィールドゴールの追加点で6点差としたものの、直後、ファルコンズのQBライアンとWRフリオ・ジョーンズのホットラインがつながって8ヤードのタッチダウンを許してしまった。

残り6分を切って臨んだ攻撃ドライブでラムズはエンドゾーン手前5ヤードまで攻め入り、一度はゴフがエンドゾーンに駆け込んだタイトエンド(TE)タイラー・ヒグビーにパスを通したかに思われたものの、プレーを見直したオフィシャルはタッチダウンを無効と判断し、結局、得点には至っていない。

ラムズは終盤にもう一度、攻撃権を得たが、パスが通らずに万事休す。ファルコンズが26対13のダブルスコアでラムズを下し、ディビジョナルラウンドへと進んでいる。