【2017年カンファレンス】AFC王者はペイトリオッツかジャガーズか!?
2018年01月22日(月) 08:262017年AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップが行われた現地21日(日)、ニューイングランド・ペイトリオッツとジャクソンビル・ジャガーズが対戦した。
本拠地ジレット・スタジアムにジャガーズを迎えたペイトリオッツはエースクオーターバック(QB)トム・ブレイディの出場可否に注目が集まっていたが、負傷した右手にテープを巻いているものの無事に先発を果たしている。ブレイディ率いるペイトリオッツ攻撃陣はオープニングドライブでジャガーズ陣地のレッドゾーンに到達するも、サードダウンでブレイディがサックされてしまい、フィールドゴールに切り替えて先制を遂げる。
ポストシーズンにバッファロー・ビルズとピッツバーグ・スティーラーズを打ち破ってカンファレンスチャンピオンシップに進んできたジャガーズはペイトリオッツにフィールドゴールを許した後、最初の攻撃ドライブはあっさりとパントに終わってしまったが、第2クオーターにQBブレイク・ボートルスがランニングバック(RB)コーリー・グラントに24ヤードパスを通してエンドゾーン手前4ヤードに前進。最後は相手ディフェンスの裏をかいてエンドゾーンに飛び込んだタイトエンド(TE)マーセデス・ルイスがボートルスのパスをキャッチしてタッチダウンを決めた。
さらに、勢いに乗って再び敵陣に進んだジャガーズはまたもエンドゾーン手前4ヤードからのプレーで今度はRBレナード・フォーネットが押し込んでタッチダウン。エキストラポイントも確実に成功させてリードを広げている。
ペイトリオッツはTEロブ・グロンコウスキーがポストシーズンで史上最多となる856レシーブヤードを記録するなど好パフォーマンスを見せつつも、ブレイディのパスがうまく通らずにパントが続いた。また、前半最後の攻撃ドライブでブレイディのパスを受け取ろうとした際に相手ディフェンスと交錯したグロンコウスキーが頭部へのヒットを受けてロッカールームに下がる事態に直面する。それでも、相手のペナルティもありつつジャガーズ陣地を進んだペイトリオッツはRBジェームス・ホワイトが1ヤードランでタッチダウンを挙げ、4点差に詰め寄って前半を終えた。
ジャガーズの攻撃ドライブで始まった後半、フィールドゴールで締めくくってリードを広げたジャガーズはフォーネットのランとボートルスのパスでヤードを稼ぎ、第4クオーターを迎えた直後にフィールドゴールで加点する。
グロンコウスキーの復帰が不可能となったペイトリオッツはブレイディがワイドレシーバー(WR)ブランディン・クックスに18ヤードパスをつないだ直後、ブレイディからWRダニー・アメンドーラにボールが渡り、さらにRBディオン・ルイスにパスが通って前進するも、相手守備陣に阻まれたルイスがボールをファンブルしてしまい、ジャガーズに攻撃権を譲った。
ただ、ジャガーズはこのチャンスを生かせず、次の攻撃ドライブでペイトリオッツが反撃に出る。ブレイディの的確なパス回しでジャガーズ陣地に入ったペイトリオッツはブレイディとアメンドーラのホットラインで9ヤードタッチダウンを決め、エキストラポイントも獲得して3点差に追い上げている。
さらに試合時間残り5分を切って臨んだ攻撃ドライブでテンポよくレッドゾーンに進んだペイトリオッツは細かく前進した後、ブレイディがエンドゾーンの深い位置にいたアメンドーラに4ヤードパスを放ち、ラインギリギリでキャッチしてタッチダウン。終盤にきて試合をひっくり返した。
4点を追いかけることになったジャガーズは果敢に攻撃を仕掛けていくも得点圏に近づけず、ペイトリオッツはRBルイスのランで18ヤードを稼いでジャガーズ陣地に入ると、最後はニーダウンで流してスーパーボウルへの切符を確保。
ペイトリオッツにとってはポストシーズン34勝目にして10度目のスーパーボウル出場だ。