スティーブ・ウィルクスがカーディナルスのHCに就任
2018年01月23日(火) 09:45
アリゾナ・カーディナルスがブルース・エリアンスの後任となるヘッドコーチ(HC)を決定した。
カーディナルスは現地22日(月)、元カロライナ・パンサーズの守備コーディネーター(DC)スティーブ・ウィルクスがチームのHCに就任したことを発表した。この動向を最初に報じたのは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロだ。
ウィルクスはカーディナルスと5年目のオプション付きの4年契約を結んだとされ、23日14時(東部標準時間)から始まる記者会見で正式にカーディナルスのHCとして紹介される予定だ。
ラポポートは『Twitter(ツイッター)』でこのように伝えた。
Recently on vacation, a person walked up to #AZCardinals GM Steve Keim and introduced himself. On a beach in the Carolinas, Keim was blown away by this impressive dude. It was Panthers DC Steve Wilks… who Keim is expected to hire as his new head coach.
— Ian Rapoport (@RapSheet) 2018年1月22日
「休暇を楽しんでいたカーディナルスのジェネラルマネジャー(GM)スティーブ・カイムは1人の男に話しかけられ、自己紹介を受けたとのこと。カイムGMはカロライナ州のビーチでこの出会いに感銘を受けたそうだ。その男の名はパンサーズのDCウィルクス。カイムが今回、新HCとしてチームに招き入れる人物だ」
パンサーズのセカンダリーコーチを5年間務めた後、DCとして1年を終えたウィルクスはテネシー・タイタンズとニューヨーク・ジャイアンツのHC職に関する面談も受けていた。
ウィルクスはタレントのそろうカーディナルスの守備陣を引き継ぐことになる。チームはパスラッシュの達人、チャンドラー・ジョーンズや、パトリック・ピーターソン、タイラン・マシューといったリーグ屈指の守備選手に加え、セーフティ(S)ブッダ・ベイカーやラインバッカー(LB)ハサン・レディックなど、多数の才能ある若手選手を擁している。ウィルクス新HCの下、来季のカーディナルスはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区でもトップの守備陣を誇るだろう。
一方で、攻撃陣には不安が残っている。クオーターバック(QB)カーソン・パーマーが引退を決意し、ワイドレシーバー(WR)ラリー・フィッツジェラルドの今後も不透明だ。ウィルクスが攻撃コーディネーター(OC)に誰を指名するかが2018年度のカーディナルスにとって非常に重要になってくるだろう。
パンサーズに関しては月曜日、ディフェンシブライン(DL)コーチのエリック・ワシントンがDCに昇格したとチームが発表した。ガラフォロによると、パンサーズでLBコーチを務めていたアル・ホルコムがウィルクスと共にアリゾナに移籍するとのことだ。
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