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来季は必ず先発を務めるとバイキングスQBブリッジウォーター

2018年01月23日(火) 11:32

ミネソタ・バイキングスのテディ・ブリッジウォーター【AP Photo/Alex Brandon】

スーパーボウル出場を逃したミネソタ・バイキングスには来季に向けて解決しなくてはならないクオーターバック(QB)の問題がある。

バイキングスが現在抱えているQBのケイス・キーナム、サム・ブラッドフォード、テディ・ブリッジウォーターはいずれも新年度の幕開けと同時にフリーエージェント(FA)になるのだ。

今季はすばらしいパフォーマンスを披露し、フランチャイズタグが付けられる可能性が高いと報じられたキーナムだが、その報道は現地21日(日)に開催されたNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦でバイキングスがフィラデルフィア・イーグルスに38対7で大敗する前のものだ。ブラッドフォードとキーナムについてはパット・シューマーを慕ってニューヨーク・ジャイアンツへと移籍する可能性も指摘されている。バイキングスの元攻撃コーディネーター(OC)であるシューマーはジャイアンツのヘッドコーチ(HC)就任が決まったのだ。

では、ブリッジウォーターはどうなるのか。

『ESPN』のケビン・シーファートによると、大ケガから復活したブリッジウォーターは22日、記者に対して2018年の先発QBは“絶対に”自分だと主張していたようだ。ただし、活躍の舞台はミネソタ以外の場所になる可能性も認めているとのこと。

膝のアクシデントによって2016年のシーズンを棒に振ったブリッジウォーターは、果敢にも再びフィールドに戻って来た。プレーオフ期間中、キーナムとブラッドフォードのバックアップを務めるにとどまったバイキングスの元先発QBブリッジウォーターは、この期間は“自らの人格が問われる試練”だとも語っている。

欲を言えば、バイキングスはブリッジウォーターをキープしてキーナムとの先発争いをさせたいところだ。しかしながら、両者とも自身がチームのエースだと語る限り、そう簡単に事が運ぶことはなさそうだ。

要は、バイキングスのコーチ陣がゲームで最も重要とされるポジションにおいて、キーナムをどのくらい長期的な視野で見ているかだ。先週末の試合だけで評価するのはフェアでなく、今季の全体を通した評価が与えられるべきだろう。

ブリッジウォーターに関してはミネソタでのプレーが終わりを告げたとしても、すぐさま新たな活躍の場を見つけることが可能だ。25歳のブリッジウォーターは豊富な経験も兼ね備えており、バイキングスが欲せずとも他チームからのオファーがくるのは間違いない。

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