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テキサンズQBワトソンがランニング再開

2018年02月07日(水) 15:17

ヒューストン・テキサンズのデショーン・ワトソン【Tom Hauck via AP】

今季のスーパーボウルでは意外なクオーターバック(QB)がチーム史上初となるスーパーボウル制覇を成し遂げた。

ヒューストン・テキサンズもまた、近い将来に同様のストーリーを目撃することを願っているようだ。

現地5日(月)、QBデショーン・ワトソンがトレッドミルを用いてランニングを行った。これはワトソンが2017年のシーズン中盤にACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂して以来、初めてとなるランニングだ。ダイナミックな動きでわれわれをエキサイトさせてくれる同QBは反重力トレッドミルを使って軽いジョギングを行う様子を『Instagram(インスタグラム)』に投稿した。

「2018年シーズンの正式な第1日目だ・・・そして俺のランニング再開日でもある! 本当にクレイジーだよ、神さまは! 全てはこれからだ」

トレッドミルを最大限に活用するテキサンズは、先月中旬にもスターディフェンシブエンド(DE)J.J.ワットがこの機具を使用して順調にリハビリのステージをクリアする様子を動画に投稿した。ワトソンの役割はテキサンズにとって最も重要であり、そのステータスによってチームの未来が左右される。

今季、シアトル・シーホークス戦でラッセル・ウィルソンとのスリリングな撃ち合いを演じた数日後の練習でワトソンは膝を故障した。それ以降、チームは崖から転げ落ちるような勢いで失速し、最後の9試合で勝利を挙げたのはわずか1試合に終わった。たった1人の選手が離脱するだけでチームの結果に天と地ほどの差が現れるのも珍しい。

どんな選手の復帰でもチームにとっては重要となるが、テキサンズにとってワトソンの復活は何よりも特別なものであろう。その理由はワトソンのプレースタイルでもあり、チームがワトソンを指名するために献上したもの(2018年ドラフトの1巡目/全体4位の指名権)のでもある。『NFL.com』のニュースルームではワトソンとロバート・グリフィン三世が比較されていた。膝を故障する前のグリフィン三世はルーキーイヤーに輝きを放っていた選手だったが、故障後はそれ以前とは別人になってしまった。グリフィン三世のリカバリーおよび、リハビリのプロセスは絶え間なく報道され、QBとしての早期復帰を急かされていたこともその1つの要因だったに違いない。

故障を経験したルーキーがよりタフさを増して復帰することを多くの人々が願っている。最初の第1ステップとして、最新機能が搭載されたトレッドミルを用いるテキサンズの判断は正しいと言えよう。


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