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ペイトリオッツに「再びライバル心が芽生える」とコルツGM

2018年02月08日(木) 09:41

インディアナポリス・コルツのヘルメット【AP Photo/Darron Cummings】

インディアナポリス・コルツのジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードは現地7日(水)に行われた記者会見のほぼ全てを、ジョシュ・マクダニエルがコルツのHC(ヘッドコーチ)職就任を突然辞退し、ニューイングランド・ペイトリオッツに留まる決定を下した動きについて慎重な答えを返すのに費やした。

バラードGMは同会見の去り際、壇上でこのように言い残した。

「再びライバル心が芽生える」

ペイトン・マニングが現役の頃、フィールド内でのコルツとトム・ブレイディ率いるペイトリオッツとのライバル関係は全盛期にあった。一方で、2014年のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦を発端とするデフレートゲート(空気圧)事件の影響で、フィールド外における両チームの関係も良好とは言えなかった。

コルツのHC職を蹴ってビル・ベリチック政権に残留するというマクダニエルによる驚きの決断が、しばらく眠っていたコルツの闘争心に火をつけてしまったのかもしれない。

バラードGMはマクダニエルがニューイングランドに留まる決断をした理由の説明には興味がないと語った。

バラードGMは「何の説得力もない。これだけははっきりさせておきたいが、私を含め、われわれは“やる気”のあるヘッドコーチを採用したいと思っている。われわれにはやるべき仕事がたくさんある。その仕事をわれわれと共にこなし、100%をチームに捧げてくれる人物が必要だ」と述べている。

ペイトリオッツからAFCチャンピオンの座を奪還するため、バラードGMは新たなHC探しに奔走することとなる。来季、ニューイングランドでの試合を控えるコルツはマクダニエルを叩きのめそうとライバル心をめらめらと燃やしている。

【S】