ニューイングランド・ペイトリオッツに対し、インディアナポリス・コルツのジェネラルマネジャー（GM）は記者会見の場で「再び敵対心が芽生えた」と発言した。

ペイトリオッツで攻撃コーディネーター（OC）を務めていたジョシュ・マクダニエルが唐突にヘッドコーチ（HC）就任を拒否したため、コルツGMのクリス・バラードは新たなHC候補との面談をいくつか取りつけている。

情報筋の話を元に、『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロとイアン・ラポポートはコルツがニューオーリンズ・セインツに対し、アシスタントHC兼タイトエンド（TE）コーチのダン・キャンベルとの面談をリクエストしたようだと報じた。

2015年のシーズン序盤にジョー・フィルビンが解任された後、HC代行としてマイアミ・ドルフィンズを率いたキャンベルは5勝7敗の成績を収めている。しかし、暫定的にHCを務めたキャンベルがシーズン後半の10試合中7試合を落としたことから、その後、フルタイムでのHC職が与えられることはなかった。

暫定HCを務めて以降はショーン・ペイトンHCの下でコーチを務めてきたキャンベルはそれでも、先月にミネソタ・バイキングスとOC職に関する面談を行っていた。

キャンベルがコルツでの職を得るためには多くの競争を勝ち抜かなくてはならないだろう。

NELネットワークのトム・ペリセロによると、バラードGMは9日にフィラデルフィア・イーグルスのOCフランク・ライクと面談を行う予定であるとも明かしたようだ。その他にも、イーグルスでクオーターバック（QB）コーチを務めるジョン・デフィリッポ、カンザスシティ・チーフスのスペシャルチームコーディネーターであるデイブ・トーブ、オフェンシブライン（OL）コーチとしてオークランド・レイダースに従事するトム・ケーブル、バッファロー・ビルズで守備コーディネーター（DC）を担うレスリー・フレイジャーらの名前もコルツの次期HC候補に挙がっているようだ。

マクダニエルOCとビル・ベリチックHC率いるペイトリオッツに対して再びライバル心が燃え始めたと語るバラードGMは今、大胆な決断を下す必要に迫られている。コルツはペイトン・マニングがQBを務めた2010年以降、ペイトリオッツとの直接対決で白星はなく、平均して42対21の差で敗戦を喫している。

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