ラックの再手術を否定するコルツGM
2018年02月08日(木) 13:48ジョシュ・マクダニエルがヘッドコーチ(HC)就任を辞退するという驚きのニュースに関する質問が止まない中、アンドリュー・ラックの故障した肩に関する怪しげなうわさも飛び交い始めている。
インディアナポリス・コルツのジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードは現地7日(水)、ラックの回復具合についてこのように語った。
「アンドリューに関する話をしよう。うわさがたくさん飛び交っているからね。この件に関しては皆が専門家のごとくだ。現状、チームにできることはまず1つ目に、われわれが絶対的信頼を置くアンドリュー・ラックの話を聞くこと。彼が世話になっているかかりつけのドクターの話を聞き、現在トレーニングを行っている人物にも話を伺う予定だ。現時点では、アンドリューが良い状態にいると強く信じている。彼に再手術は必要ない・・・シーズン終了後にアンドリューを診察した2人のドクターからそのような話は聞いていない」
「彼の強さは健在している。アンドリューは今、投球モーションと腕振りのスピード向上に取り組んでいる。フットボールを使ってはいないが、腕の振りを意識してボールを投じてはいる。彼は1つずつステップを踏んでいく予定だ・・・プレー可能な状態に至るまでは全ての過程を正しくこなしていく。私は完全復活を遂げた彼が皆の誤りを証明してくれると信じているし、彼も絶対にそうしようと思っているだろう。私はアンドリューを誇りに思っている。このチームは他に誰も必要としていない。このチームの持つ力がアンドリューにマッチしてくれることを望んでいる」
ラックが2015年に痛めた肩の手術を受けたのは昨年1月のこと。先シーズン中の復活を目指したものの、軽いスローイングを行った際にも回復の兆しが見られず、2017年シーズンをまるまる棒に振っている。ラックは昨年12月、2018年シーズンには復活する予定だと明かしていた。
『ESPN』のクリス・モーテンセンは先週末にかけ、ラックの肩に関しては再手術が必要ではないかと懸念を抱くドクターが複数いると伝えた。
バラードGMは「彼の肩について、今自分のいる状況から正確な評価はできない。体の中でもかなり繊細な部分だ。投げる人にとってはなおさらの話だろう。しかし、現時点で伝えられていることは把握しているし、前に進んでいるとも確信している」と述べた。
先週、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロは、ラックがスローイング再開まで“非常に近い”段階に来ていると報じ、ラックは投球専門家であるトム・ハウスとアダム・デドー指導の下でスローイング調整を行っているとも伝えていた。
HC問題にも触れたバラードGMはインタビューのプロセスにおいて、ラックとマクダニエルが言葉を交わしたことは“一度も”ないと断言した。
バラードGMは「このように言おう。初日から言ってきたことだが、1人の人物で全てが決まるわけではない。決してそうではないんだ。これはチームの問題であるはず。私はそう信じているし、アンドリューも同じ事を言うはずだ」とコメント。
2018年シーズンにラックが復活するかどうかは定かでないが、来季のコルツを指揮するHCがジョシュ・マクダニエルでないことだけは確かだ。
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