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パッカーズがWRワトキンスとロビンソン、TEグラハムを総獲りか

2018年03月13日(火) 12:09

シアトル・シーホークスのジミー・グラハム【AP Photo/Ted S. Warren】

ジェネラルマネジャー(GM)交代がグリーンベイ・パッカーズの方針をも大きく変貌させている。

元GMテッド・トンプソンがフリーエージェント(FA)市場でのベテランプレーヤーに対する投資に強い抵抗感を示していた一方で、新GMとなったブライアン・ギューカンストはオープン市場での“積極的”な姿勢を見せている。

グリーンベイのフロントオフィスは大エースクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースがパスを投じるターゲットの補強を望んでいるようだ。

情報筋の話を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロとトム・ペリセロは、パッカーズがすでにFAのタイトエンド(TE)ジミー・グラハムの代理人と接触しているようだと報じた。

これまでにもヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーがQBロジャースの攻撃の幅を広めるTEの重要性を強調してきた。理論的にはグラハムが先シーズンにリリースとなったマーテラス・ベネットに代わるTEとなるだろう。

パッカーズのFA戦略はTEに関する話だけにとどまらない。ワイドレシーバー(WR)のジョーディ・ネルソンとランドール・コブがパフォーマンスを下降させる中、ギューカンストGMはWRポジションの強化を視野に入れているようだ。

NFLネットワークのイアン・ラポポートは12日の『Free Agency Frenzy(フリー・エージェンシー・フレンジー)』の中で、仮にロサンゼルス・ラムズがWRサミー・ワトキンスをFAとした場合、パッカーズが興味を示すだろうと伝えていた。実際、ワトキンスの移籍候補地としてはパッカーズの可能性が最も高く、続いて挙がっているのはシカゴ・ベアーズ、カンザスシティ・チーフス、そして、ジャクソンビル・ジャガーズだという。

さらに、パッカーズはジャガーズのディープスレットであるアレン・ロビンソンをもターゲットに挙げているようだとラポポートは伝えており、ロビンソンについて「グリーンベイ・パッカーズが獲得に動いても私は驚かないだろう」と語った。

ロジャースのターゲットとして計算可能な有能なパスキャッチャーを獲得するという点では、ギューカンストGMはこれまでにも大きな功績を残してきた。しかし、ディフェンス再建の急務が叫ばれる中、より資金を持つ他球団との獲得競争においてチームが最後まで勝ち残れるかどうかは今後の動き次第だ。

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