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QBマカロンがビルズと2年契約で合意

2018年03月15日(木) 10:43

シンシナティ・ベンガルズのAJ・マカロン【AP Photo/Gary Landers】

クオーターバック(QB)AJ・マカロンの新天地がようやく見つかった。

バッファロー・ビルズは現地14日(水)夜、マカロンと2年契約で合意したことを発表。

マカロンは今年2月、4シーズンを過ごしたシンシナティ・ベンガルズに自らリリースを懇願し、フリーエージェント(FA)となる道を選択した。マカロンはミネソタ・バイキングス、クリーブランド・ブラウンズ、デンバー・ブロンコス、そして、ニューヨーク・ジェッツといったQBを切望するチームへの移籍を希望していたものの、時間の経過に伴い、どのチームも2018年シーズンに向けてQB――バイキングスはカーク・カズンズ、ブラウンズはタイロッド・テイラー、ブロンコスはケイス・キーナム、ジェッツがジョシュ・マカウン――を獲得、マカロンだけが市場に取り残される形となっていた。

先発経験のあるQBとして最後まで売れ残ったマカロンがようやく新たなプレー先をバッファローに見いだした。ネイサン・ピーターマンだけが記載されたビルズのデプスチャート上に今回新たにマカロンの名前が登録される。

過去4試合での先発経験を持つマカロンがビルズで先発の座を勝ち取るチャンスは十分にある。彼のキャリア成績はパス成功率64.7%、920ヤード、6タッチダウン、2インターセプト、93.6のパサーレーティングで、2015年シーズンのワイルドカードゲームを含めると2勝2敗だ。

しかしながら、ここ2週間内にトレードでQBテイラーとタックル(T)コーディ・グレンを放出したビルズが今年4月のドラフトで全体12位の指名権を含め、上位65人までに5人を指名する権利を保持していることには留意したい。ビルズがこれらの指名権をまとめ売りし、上位10位以内の指名権とトレードする可能性は高いと見られる。ブラウンズ、ブロンコス、ジェッツがそれぞれに保持する全体4位、5位、6位の指名権をも上回り、一気にビルズがチームの将来を担うQB獲得に走るシナリオもあるだろう。いずれにせよ、マカロン獲得がこれらのプランに影響を与えることはない。

今後1カ月程度はマカロンがバッファロー・ビルズの1番手QBとして登録されるだろう。

【S】