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セインツのオーナー、トム・ベンソンが死去

2018年03月16日(金) 14:48

ニューオーリンズ・セインツのヘルメット【Paul Spinelli via AP】

ニューオーリンズ・セインツのオーナー、トム・ベンソンが現地15日(木)に死去した。90歳だった。妻のゲイル・マリー・ベンソンさんに見守られながら、ベンソンオーナーはニューオーリンズにあるオシュナーメディカルセンターにて安らかな深い眠りについた。風邪をひいたベンソンオーナーは先月16日からこのメディカルセンターに入院していた。

突然の訃報を受けたNFLコミッショナーのロジャー・グッデルは声明の中で次のように述べている。

「トム・ベンソンのニューオーリンズならびにナショナル・フットボール・リーグへの貢献は伝説的でした。一度もシーズン優勝を果たしたことがないチームを買収したにもかかわらず、オーナーシップを取って3年目にはプレーオフ進出を果たしました」

「ハリケーン“カトリーナ”の悲劇に見舞われた時にもセインツをまとめ、チームをニューオーリンズに戻すことを決めた彼の決断は街全体に希望を与え、復興に向けた自信をもたらしました。セインツはフットボールで素晴らしいプレーを披露し、スーパーボウル制覇の結果をもってファンの思いに報いたのです」

「トムはニューオーリンズを愛していました。ニューオーリンズでの彼は気前の良さと思いやりのある慈善家でした。NFLにおいてもNFLオーナーらの間で彼こそが真のリーダーでした。長年に渡ってリーグの財政委員会会長を務めたトムは私の前任者にとって重要なアドバイザーであり、コミッショナーに就任して以降は私もまた彼をたびたび頼りにしていました。NFL全体を代表し、ゲイル・ベンソンさん、ならびに、セインツの皆さまに心からお悔やみ申し上げます」

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