往年の名選手、元ビルズQBのジム・ケリーがガン摘出手術に成功
2018年03月30日(金) 11:28ジム・ケリーの手術成功がドクターらによって宣言された。
元バッファロー・ビルズの殿堂入りクオーターバック(QB)であるケリーは現地28日(水)、12時間におよぶ喉頭ガンの摘出手術と上顎(じょうがく)の再建手術を無事に終えた。
頭部と首を専門とするマーク・アーケン外科医は『ESPN』を通じ、声明の中で「われわれはケリー氏の上顎からガンを、首からはリンパ節の摘出に成功した。その後は上顎の再建手術も行い、術後のケリー氏は問題なく安静にしている」と語った。
妻のジル・ケリーは声明の中でジムの回復期間は“長引く”だろうと述べた。今やビルズの永久欠番となっている背番号12を最後に背負ったジムは、今後の数週間にわたって入院を続けることが予想される。
ジルは自身の『Instagram(インスタグラム)』でこのようなメッセージを記した。
「手術が終了しました。今日のジムの手術に関わり、今後もジムの大事な回復期間に携わっていただくすばらしい医療チーム、看護師さん、そして、神に感謝しています。“12”の番号が見えますでしょうか? 手術前に私たちがいた部屋のコンピューターが正常に動いていなかったため、この新しいコンピューターが持ってこられました。その時、ジムが私にこう言ったのです。“あのコンピューターを見たか? 写真を取るべきだよ” と。だから私は言われたように写真を撮ったのです! おかしな話に聞こえるかもしれませんが、神様は私たちに“12”番のコンピューターを届けてくださったのです。そして、手術開始から約12時間後・・・彼は復活への道に戻って来たのです。すぐに詳細をお話できたらと思っていたのですが、とりあえずはまず、神の御許(みもと)で祈り続けてくれて“本当にありがとう”と言いたかったのです。今後も長い道のりが待っていますが、私たちは1人で歩むわけではありません。私たちには神がついており、導いてくれます。・・・何も恐れるものはないのです。(写真は手術前のジム。彼の笑顔を見てください。彼は私の生きがいであり、ヒーローです)」
元QBケリーは2016年にガン克服宣言をしていたものの、今月初旬に喉頭ガンが再発したことを明かした。58歳のケリーは2013年に顎(あご)のガンを発症し、その診断を受けた直後に手術を受けた。医師から鼻腔(びくう)へのガン転移を告げられたケリーはさらなる治療と手術を2014年3月に受けている。
闘病生活が続く元スターQBケリーの家族の元に、NFL関係者からのお祈りや励ましのメッセージが届けられている。
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