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開幕前にWRクックスとの契約延長を望むラムズ

2018年04月05日(木) 10:59

ニューイングランド・ペイトリオッツのブランディン・クックス【AP Photo/Steven Senne】

ロサンゼルス・ラムズはまだワイドレシーバー(WR)ブランディン・クックスの入団会見を開いてはいないが(現地5日の予定)、チームはすでにクックスとの長期契約を視野に入れている。

ラムズは2018年シーズンが開始する前にクックスとの長期契約を結ぶ意向であるとのことだ。これは情報筋の話を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のスティーブ・ワイチが伝えたもの。

3日に今ドラフト全体23位の指名権やその他と引き換えにニューイングランド・ペイトリオッツからトレードでやって来たクックスは新人契約の最終年を迎えており、2018年に850万ドル(約9億円)を受け取る予定だ。しかしながら、ラムズはクオーターバック(QB)のジャレッド・ゴフにとって信頼できるWRを長期で確保し、2018年のキャップ状況を落ち着かせるために、何としてでも早い段階でクックスとの契約延長を成立させたいようだ。

今オフシーズンに一か八かでクックス、マーカス・ピータース、アキブ・タリブ、そして、エンダマカン・スーを獲得したラムズはおよそ3,520万ドル(約37億6,000万円)分の支払いが増額し、2018年のキャップをオーバーしている(これにはクックスの850万ドル分も含まれている)。タリブを除き、今オフシーズンに移籍してきた面々は2019年のラムズのキャップに計上されていないため、2019年のキャップ状況にはより柔軟性がある。ただし、オールプロのディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドとの長期契約がとっくに締結されていてもおかしくない状況はそのままだ。

2018年度に全てを賭して望むラムズは財政的な限界を迎えつつも、オフシーズンに獲得したビッグネームのプレイヤーらと共に一気に畳みかけようとしている。全てをうまく作用させるため、金銭面で重大な問題を抱えるラムズがまずはクックスと、後々支払いが大きくなる延長契約を結ぼうと画策しているのだ。

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