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ラムズHCマクベイ、「WRブランディンはどんなシステムにでもフィットする」

2018年04月06日(金) 13:02

ニューイングランド・ペイトリオッツのブランディン・クックス【en Liebenberg via AP】

ロサンゼルス・ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイがしばらくの間はワイドレシーバー(WR)ブランディン・クックスに首っ丈だ。

『ESPN Los Angeles(ESPNロサンゼルス)』に対して現地3日(火)、マクベイHCはサミー・ワトキンスの代役として新たに獲得したレシーバーを攻撃の幅を広げる重要な選手であると評した。

マクベイHCはチームの公式サイトを通じてこのように語っている。

「(大学を)卒業してから彼を見てきたが、(クックスは)体格は大きくないものの、身体が本当に強いんだ。彼は抜群のフィジカルを持った選手。皆も彼がキャッチした後に競り勝つ姿やフィールドで相手を置き去りにする姿を見ているだろう」

「私が敬意を抱くニューオーリンズとニューイングランドの2つのシステムでプレー可能だということ、つまり、そこには数多くのルートがあったと判断できる。そしてそれらはブランディンに多くを経験させ、スロットやアウトサイドでのプレーも要求した。この選手が多用な手法を編み出せるという点にとても興奮している。彼をどのように起用するかについては本当に制限がない」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによれば、クックスが残した成績にもかかわらず、ニューイングランド・ペイトリオッツはクックスをチームナンバー1レシーバーとしてみなさず、ペイトリオッツのオフェンスにはフィットしなかったと見ているようだと報じた。

マクベイHCはこの考えに対して反論し、快足のWRが自軍のオフェンスにスムーズに馴染むだろうと語った。

「ブランディンについては本当に驚異的な選手であることは聞いているはずだ。判断材料となる映像を彼は残している。どんなシステムであろうと関係ないのは確かだ。あらゆるプレーをこなせるこの男なら、いかなるシステムであっても機能する」

先シーズン、ラムズのHCに就任した際のマクベイはオフェンスを機能させるためにスピードのある選手が必要だと分かっていた。それゆえに、去年のラムズはドラフト2巡目指名権を手放してワトキンスを獲得し、その役割を担わせたのだ。フリーエージェント(FA)でワトキンスを失った後、今度のラムズはドラフト1巡目指名権を放出してクックスを獲得している。先シーズンに1キャッチ平均16.6ヤードを記録したクックスであればマクベイHC指揮の下、相手ディフェンスを引きつけてショートゾーンにスペースを生み出すためのディープスレットとなれるはずだ。

現在、ラムズは俊足WRクックスを長期間保持するための契約締結を画策している。

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