現地9日（月）からオフシーズンワークアウトを開始したオークランド・レイダースだが、この日にディフェンスの要となるディフェンシブエンド（DE）の姿は見られなかったようだ。

情報筋の話を元に『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートはパスラッシャーのカリル・マックがチームのワークアウトプログラム初日を欠席したようだと伝えた。マックにとって今回の動きは異例だともラポポートは指摘している。

ワークアウトの第1フェーズに参加するかどうかは選手の自己判断だ。

新人契約の最終年を迎えたマックは5年目オプションを行使され、1,384万6,000ドル（約14億8,000万円）を受け取る予定だ。年間最優秀守備選手賞の獲得経験があり、ファーストチームのオールプロに2度選出されたマックは、ディフェンシブプレーヤーとしてリーグ最高額の契約を望むだろう。現在、このタイトルは年俸1,900万ドル（約20億円）超えのボン・ミラーが保持している。ある報道によれば、レイダースとマックの両サイドは今オフシーズン中に契約に関する議論を開始したとのことだ。

現時点でマックの不参加に慌てふためくことはない。フィールド上での練習が行われない自主参加のワークアウトの欠席は、交渉における戦略の一部でもある。レイダースが2018年以降も2回にわたってフランチャイズ指定を行えることから、マックが直近でチームを離れる心配は無用だ。

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