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ペイトリオッツオーナー、「QBブレイディとの現行契約に問題なし」

2018年04月11日(水) 10:26

ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Matt York】

ニューイングランド・ペイトリオッツとクオーターバック(QB)トム・ブレイディの契約に関する通常の手法は、2年を残したタイミングでの契約延長だった。

現在、ブレイディの契約は2年残っているが、今のところまだその延長はなされていない。

スポーツ情報サイト『The Athletic(ジ・アスレティック)』のジェフ・ハウィーとのインタビューで、ペイトリオッツオーナーのロバート・クラフトはブレイディとの契約に関しては何の問題もないとした。

「彼はシーズンが始まれば41歳になる。両サイドがそれに関しては全く問題視していない。もしそれが問題になるなら、われわれはじきに対処するだろう」とクラフトオーナーは語っている。

ブレイディの契約延長のうち、5回中4回は契約満期まで残り2年の時に交わされた。唯一の例外はブレイディがACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)損傷から復帰する際の2009年のことだ。ブレイディとの前回の契約交渉時にはクラフトオーナーが主な役割を担い、これまでのプロセス同様にエースQBをチームから手放そうとはしなかった。

市場価値と比較すると非常に手頃な額で契約を結んでいるブレイディ。これまでに本来の価値に対する莫大な支払いを受けたことはなく、今季の年俸も1,500万ドル(約16億円)でサラリーキャップヒットは2,200万ドル(約23億6,000万円)となっている。それゆえに、両サイドがまた新たに契約延長を行うと考えるのは妥当だろう。

ブレイディの契約延長なしに時が経過すればするほど、より多くの者たちが45歳までのプレーを希望していたブレイディが考えを改めたのではないかと勘繰り始める。

ブレイディが40代半ばまでプレーを希望しているのかどうかと問われたクラフトオーナーはこのように語った。

「彼がプレーしてくれることを願っている。彼は人生の分岐点に差し掛かっているんだ。それについては彼も話していたよ。トムと老いの対決を見るのは面白いし、彼の子供たちが成長する中で、彼の変化を見るのも楽しいものだ。ただし、それはトムが自分と家族にとって正しいと思う判断に任せている」

「個人的には、できる限り長く彼にはプレーしてもらいたいと思っている。10年前はこの年になるまでトムがプレーし、40歳でスーパーボウルに出場してMVPまで獲得するなど誰も想像していなかったはずだ。これは本当に信じられないようなこと。彼が入念なケアやトレーニングを怠らず、ビデオを何度も見て研究する努力の男であることを物語っている。トムはまだ成長している。彼がそのように感じる限りはプレーし続けるべきだ。わがチームにトムがいてくれて本当に幸運だと思う」

ブレイディがプレーを希望する限り、クラフトオーナーは喜んで比較的安価な小切手を切るだろう。

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