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ラムズDTドナルドがいよいよ最高額の守備選手となるか

2018年04月11日(水) 10:42


ロサンゼルス・ラムズのアーロン・ドナルド【AP Photo/Tony Avelar】

ロサンゼルス・ラムズがスター選手を大量に獲得して今オフシーズンの話題をさらう一方、サラリーキャップがパンク状態となる中でラムズが古株のスターディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドをいかにしてチームにとどめるのかとの疑問の声が上がっていた。

先週、ジェネラルマネジャー(GM)レス・スニードは記者に対し、ドナルドとの契約はチームの財政プランに織り込み済みだったことを強調した。

ラムズのフロントオフィスはクオーターバック(QB)を除いた中で最も価値のあるプレーヤーに対して守備選手としてリーグ最高額を提示することにためらいはないようだ。

『The MMQB(ザ・マンデー・モーニング・クオーターバック)』のピーター・キングに対してスニードGMはドナルドが守備選手として現在リーグ最高額のエンダマカン・スーの契約額を上回る可能性を認めた。

「守備選手としてリーグ最高額を手にし、31歳となったエンダマカンについて言える良い面は、彼の今のキャリアにおいてはもはや勝つことが最重要事項であるということだ」

「彼も守備選手の最高額を手にするだろう選手とタッグを組めることを十分に理解している。それこそが本当に良いことなんだ。1より2の方が良いとはよく言うだろう」

これらは納得のいく話だ。過去2年間を通じてドナルドはスナップからの比類なきスピードを生かし、伸び悩むJ.J.ワットの評価を一気に抜き去る圧倒的な守備力を見せつけてきた。

ラムズはドナルドとの契約延長が最優先事項であることを以前から明言している。チームは『NFL Network(NFLネットワーク)』のスティーブ・ワイチに対し、NFLの最優秀守備選手賞に輝いたドナルドに対する予算を残す中で契約を締結したことに関し、新たに獲得した選手たちが怒りを露わにすることはないだろうと断言した。

しかしながら、ここで難しい問題も浮上している。現時点で史上最高額の守備選手となる可能性があるのはドナルドだけではないのだ。

オークランド・レイダースのパスラッシャーで、2016年シーズンの最優秀守備選手賞を獲得したカリル・マックもまた大型契約を希望している。

昨夏は希望額を求めたドナルドがトレーニングキャンプ期間中にかけて留保し続ける結果となったことを考慮すると、代理人らが今回ばかりはギアを入れ替え、マックの契約締結を待ちながら、ドナルドをリーグ最高額の守備選手とする交渉に再び挑戦するのではないかと考えるのは妥当だろう。

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