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カラーラッシュユニフォームに廃止の可能性?

2018年04月11日(水) 12:51

シアトル・シーホークスのドワイト・フリーニー【Ryan Kang via AP】

NFLのカラーラッシュが終わってしまうのだろうか。

2015年から上下が鮮やかな単色で統一されたユニフォームを着用して行うサーズデー・ナイト・ゲームが人気を博してきたが、 2018年シーズンからはこれに変更が加わるようだ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロによると、このユニフォームが完全に廃止されることはないものの、サーズデー・ナイト・ゲームで独占的に着用されることはないかもしれないとのことだ。

NFLのユニフォーム規定に関する追加変更は他にもあるとガラフォロは伝える。全ての修正点は今年5月に開かれる春季リーグミーティングの中で各オーナーによる承認を得なくてはならない。

ガラフォロの報道は『Fox Sports(フォックス・スポーツ)』役員のビル・ワンジャーが現地10日放送のラジオインタビューの中で、サーズデー・ナイト・ゲームでカラーラッシュのユニフォームが着用されることはないと発言したことを受けたものだった。今年1月にフォックスはNFLとサーズデー・ナイト・ゲームの放映権を5年契約で締結している。

カラーラッシュが終わってしまうかどうかはまだ定かでないが、その鮮やかな色をまとった選手のプレーはファンの記憶に刻み込まれてきた。色盲のファンにとって、単一の赤と緑のユニフォームで行われた2015年11月のニューヨーク・ジェッツ対バッファロー・ビルズ戦の悲惨な記憶は忘れることができないだろう。

2015年12月に開催されたタンパベイ・バッカニアーズ対セントルイス・ラムズの試合は“ケチャップ対マスタード戦”として有名になり、2017年のシーズン第3週にカラーラッシュで行われたサンフランシスコ・49ers対ラムズ戦は史上最高との呼び声高い熱戦だった。

他にも数多くのカラーラッシュユニフォームが大きなインパクトを残してきた。シアトル・シーホークスの黄緑色を忘れることはできないだろう。カラーラッシュの際にはジャクソンビル・ジャガーズやテネシー・タイタンズも大胆なカラーを選択し、また、ジェッツやビルズ、カロライナ・パンサーズ、ミネソタ・バイキングス、デンバー・ブロンコスらも非常に印象的なユニフォームを身にまとっていた。

伝統ともなっていたサーズデー・ナイト・ゲームのカラーラッシュは2018年シーズンにどのような形で見られるのだろうか。

【S】