ブロンコス、5シーズンを過ごしたRBアンダーソンをリリース
2018年04月17日(火) 11:01デンバー・ブロンコスはもうC.J.アンダーソンを必要としていない。
現地16日(月)、ブロンコスがランニングバック(RB)のアンダーソンをリリースした。これは情報筋の話を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが伝えたものだ。
2016年に4年1,800万ドル(約19億3,000万円)で契約を結んだが、結局そのうちの2シーズン分しかプレーしなかったアンダーソン。ブロンコスそのアンダーソンをカットすることで450万ドル(4億8,000万円)分のキャップスペースを生み出した。
NFLネットワークのイアン・ラポポートはブロンコスがアンダーソンのトレードを画策していたものの、そのパートナーが見つからなかったようだとも伝えている。
今回のリリースはアンダーソンがマイク・クリスの『KUSA』で、16日のブロンコスのオフシーズンワークアウトに参加する予定だと語った翌日の出来事だった。
「自分のことにだけ集中している」と語るアンダーソンは「モチベーションとして利用する。それでも、自分自身のことにだけ集中するつもりだ。俺にはまだ仕事がある。自分のチームの勝利に貢献するだけだ。いつかは売りに出されたり、トレードされたりといううわさも出てくる中、俺はそれを自分がまだ高いレベルでプレーできるんだと証明するためのモチベーションに変えていく」とコメントしていた。
どうやら、ブロンコスには他の選択肢もあったようだ。
ある情報によれば、ブロンコスはデボンテ・ブッカーやディアンジェロ・ヘンダーソンらの若いRBを好み、2017年シーズンに1,007ヤードを記録したアンダーソンの穴は彼らで十分に埋められると考えているようだ。ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・エルウェイが今月末のドラフトでもう1枚のRBを加える可能性が高いとされ、全体5位でのサクオン・バークリー指名もあるのではとのうわさも急浮上している。
クリスは『Twitter(ツイッター)』でアンダーソンが語った言葉を伝えている。
「C.J.アンダーソンの言葉。“俺はどえらい5年間を過ごしたんだ。プロボウルやスーパーボウル制覇もした。ゲームの流れを変えるビッグプレーだって決めてきた。キャリアの始まりとしては良かったと思う。ドラフト外の男にチャンスをくれたチームに感謝している。とても楽しかったよ。素晴らしいチームメイトとも出会えた”」
ドラフト戦略をまとめ終えたチームのどこかで、アンダーソンは今後数週間のうちに次なるプレー先を見つけるはずだ。ブロンコスの壊滅的なオフェンシブライン(OL)の背後で、アンダーソンはまだ多くの仕事をこなすパワーを持ち合わせていることを証明してきた。今後のアンダーソンはブロンコスよりも少ない金額でプレーすることになるだろうが、無職で過ごす期間はそう長くはないだろう。
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