FAのQBデイビスがシーホークスと契約、キャパニックの今後は?
2018年04月17日(火) 13:17シアトル・シーホークスがもう1枚のバックアップクオーターバック(QB)として指名したのはコリン・キャパニックではなかった。
シーホークスは現地16日(月)、QBオースティン・デイビスと再契約を結んだことを発表した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロによると、デイビスはベテラン選手としての最低保証年俸でこの契約に合意した模様だ。
先シーズンもシーホークスのバックアップQBを務めたデイビスは3試合に出場したものの、パスアテンプトは記録していない。
28歳のデイビスが最後に先発したのはクリーブランド・ブラウンズに在籍していた2015年のこと。2014年のデイビスは現ロサンゼルス・ラムズに所属して8試合に先発出場し、パス成功率63.4%、タッチダウン12回、インターセプト9回を記録した。デイビスが最も印象的だったのはこのシーズンだったと言えよう。
先週の金曜日、シーホークスは先発QBラッセル・ウィルソンのバックアップとしてスティーブン・モリスを獲得していたが、今オフシーズンのワークアウトを開始するにあたってさらなるバックアップを獲得する可能性は指摘されていた。大半のチームは3人から4人のQBを引き連れて夏場の練習に取り組む。これでシーホークスにはすでに3人のQBが在籍することとなった。
それでも、ガラフォロが得た情報によれば、デイビスとの契約がフリーエージェント(FA)のQBコリン・キャパニックとの交渉決裂を意味するわけではないようだ。シーホークスは先週、国歌斉唱に関連した問題やNFLとの訴訟問題、そして、社会的不平等に対するキャパニックのスタンスを明確に把握するまで、予定していたキャパニックのワークアウトを延期する意向を発表していた。
キャパニックの状況が進展を見せない間、シーホークスはウィルソンの先発の座を脅かすこともなく、融通が利きやすい新たなバックアップを手に入れたのだ。
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