NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）東地区のチームに移籍し、レギュラーシーズン中に古巣と2回対戦することを望んでいたワイドレシーバー（WR）デズ・ブライアントの願いは叶わないかもしれない。それでも、プレーオフ進出を狙えるチームがブライアントに興味を示していることが判明した。

ボルティモア・レイブンズが現地13日（金）にダラス・カウボーイズからリリースされたブライアントに対して関心を抱いているようだ。これは情報筋の話を元に『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが伝えたもの。

16日放送の『NFL Total Access（NFLトータル・アクセス）』で「彼らはオフシーズンの序盤にマイケル・クラブツリーと契約した」と説明を始めたラポポートは続けて「彼らはまだレシーバーを加えようと模索している。ボルティモア・レイブンズとデズ・ブライアントの間には何かしらがありそうだ。この動向には注目しておくべき」と語った。

クラブツリーとブライアントの２大巨頭がそろえば、クオーターバック（QB）ジョー・フラッコにとってはレッドゾーンにおける強力な武器となることは間違いない。しかしこうなった場合、レイブンズはリーグで最もスピードのないWRデュオを先発に起用することにもなる。

しかしながら、ブライアントに興味を示しているのはレイブンズだけではないようだ。バッファロー・ビルズも当初から獲得調査を行っていたようだが、ラポポートによると、「あまり実現する可能性は高くない」とのこと。

ニューオーリンズ・セインツにもその可能性はあるものの、レイブンズほど積極的な姿勢を見せる様子ではなさそうだ。

ジェネラルマネジャー（GM）オジー・ニューサムが衰えつつあるWRに輝ける場を長年にわたって与えてきた過去を考慮すれば、2018年シーズンにブライアントがフラッコのパスをレシーブする姿を簡単に想像できるはずだ。クラブツリー獲得の以前から、マイク・ウォレス、ジェレミー・マクリン、スティーブ・スミス、アンクワン・ ボールディン、リー・エバンス、デリック・メイソンといったベテランWRに対し、ニューサムGMは強い愛着を示してきた。

もし最後にボルティモアの地でプレーすることとなれば、ブライアントもまたおなじみのルートを辿ることになるのだろう。

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